パソコン故障を無料ツール「 Ultimate Boot CD 」で検査する
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公開日 : 2009年09月03日
パソコン部品の「隠れ故障」に要注意!!
回復コンソールを実行する場合は必ず検査を

パソコンが起動しなくなる間接的な原因で、パソコン部品の故障もあります。たとえばパソコン部品の故障で誤作動し、Windows やファイルシステムが壊れてパソコンが起動しなくなることもあります。
このようなケースでは、回復コンソールから Windows やファイルシステムの修復を試しても、失敗します。というのも、パソコン部品が壊れてしまっていれば正常に動作しないためです。最悪の場合、修復中に誤作動してしまい、直すつもりが悪化させてしまうことも。
そしてここで注意したいことは、パソコン部品の故障には、五感で感じることができない「隠れ故障」もあるということです。パソコン部品が壊れると、必ず異音がでる、動かなくなるというわけではないので、隠れ故障に気付かないこともあるのです。
このようなこともあるので、パソコンの起動トラブルを修復するときは、まずパソコン部品に故障がないかを検査することが大切です。
ここでは無料ソフトを使ってパソコンを検査する方法をご説明します。
「 回復コンソール(特にchkdsk)でデータ消失も。その注意点。 」をまだ読んでいない場合は、こちらのコラムを先に読んでください。隠れ故障の注意点をまとめてあります。このページは検査方法を中心にご説明します。
注意点
どうしても大切なデータがある場合は、自分で試さずデータ復旧サービスをご利用ください。これは万が一、ハードディスクに故障があると、検査だけでもどんどん悪化してしまい、データの救出率を低下させる恐れもあるためです。
業務用アプリケーションやフリーソフトで、保存場所がマイドキュメントではなく、プログラム側で格納するタイプもあります。このような場合は、救出したプログラムのコピーを受け取っても、元に戻すことができません。そのため、無理に修復を試されるケースもあるのではないでしょうか。しかし、当社ではデータ救出+パソコン修理で、救出したプログラムのデータ移植に数多く成功しています。修復以外にも、データ救出+パソコン修理(移植作業含む)という選択肢がありますので、お困りの際はご相談ください。
検査のポイント
パソコン部品を大別すると、マザーボード、CPU 、メモリ、ハードディスクといったメインの基盤と、グラフィックボードのような増設基盤があります。
そしてまず増設基盤は、あっても意味がないので外します。重要なのはメモリ、CPU 、ハードディスクの検査です。ちなみにマザーボードについては、各検査で兼ねられますので省略します。
なお、ハードディスクの検査については、検査するだけで悪化してしまうケースもあるので、データが不要の場合(修理だけする場合)や、悪化しても問題ない場合(それほど重要なデータではない場合)に行います。
1. メモリの検査
メモリの故障は、完全に壊れず、かろうじて使えるケースが多く見受けられます。五感では感じない、隠れ故障の可能性もあるので、メモリの検査は必ず行います。
2. CPU の検査
CPU が不完全に壊れ、かろうじて使えるというケースはめったになく、隠れ故障の心配はないというのが実際のところです。そこでパフォーマンス検査を使った簡易検査で十分でしょう。
3. ハードディスク検査
ハードディスクに故障があると検査をするだけでどんどん悪化してしまい、データの救出率を低下させる恐れもあります。大切なデータがある場合は、検査すら厳禁です。ここは注意してください。なお、ハードディスク検査については、パソコンに搭載しているハードディスクのメーカーが開発しているものを使います。
無料ツール「 Ultimate Boot CD 」でパソコン故障を検査する
「 Ultimate Boot CD 」は、検査ツールや修復ツールをたくさん集めたとても便利な CD です。また Boot CD という名のとおり、CD から起動しますので、OS が立ち上がらない状態でも作業できます。
そして流れとしては、まず「 Ultimate Boot CD 」をダウンロードします(リンク先はこのページ下にあります)。次にダウンロードした「 Ultimate Boot CD 」をお使いのライティングソフトで CD に焼きます。なお、iso 形式というイメージファイルになっていますので、データのようにそのまま焼かず、イメージファイルで作成してください。「 Ultimate Boot CD 」を作成したら、CD からパソコンを起動します。
ちなみにメモリの検査は「 Memtest86+ 」、CPU の簡易検査は「 CPU Benchmark 」を使います。なお、ハードディスク検査については、パソコンに搭載しているハードディスクのメーカーが開発しているものを使います。そのため、どのメーカーのものが搭載されているのかを事前に確認してください。
それでは検査方法をご説明します。
1. 準備
「 Ultimate Boot CD 」をダウンロードします。「 ISO 」欄の「ダウンロード」アイコンをクリックします。

ダウンロードした「 Ultimate Boot CD 」をお使いのライティングソフトで CD に焼きます。ちなみに「 nero 」であれば、「イメージをディスクへ書き込む」を選択します。

2. メモリの検査方法
CD からパソコンを起動します。「 Ultimate Boot CD 」が起動したら【 Mainboard Tools 】→【 Memory Tests 】→【 Memtest86+ V1.70 】と選択していき、メモリの検査を行います。なお、起動途中で確認画面が表示されます。キーボードの「 Enter 」ボタンを押して次に進んでください。

【 Memtest86+ V1.70 】のメイン画面が表示されたら検査が終わるまで待ちます。なお、「 Fail 」が出るとメモリの故障(またはマザーボード)です。

テストが完了したら、再起動してください。そして再度 CD からパソコンを起動します。
3. CPU の簡易検査方法
CD からパソコンを起動します。「 Ultimate Boot CD 」が起動したら【 Mainboard Tools 】→【 Benchmark Tools 】→【 CPU Benchmark 】と選択していき、CPU の簡易検査を行います。なお、起動途中で確認画面が表示されます。キーボードの「 Enter 」ボタンを押して次に進んでください。
【 CPU Benchmark 】のメイン画面が表示されたら、「BENCHMARK RESULTS FOR THIS CPU : 数字 」メッセージが表示されるまで待ちます(数秒で終わります)。このメッセージが表示されれば問題ありません。OKです。なお、途中で停止してしまったり、「 Fail 」や「 Error 」といった表示がある場合は CPU の故障(またはマザーボード)です。
テストが完了したら、再起動してください。そして再度 CD からパソコンを起動します。
4. ハードディスクの検査方法
CD からパソコンを起動します。「 Ultimate Boot CD 」が起動したら【 Hard Disk Tools 】→【 Diagnostic Tools 】→【 パソコンに搭載されているハードディスクのメーカー名 】と選択していき、ハードディスクの検査を行います。なお、起動途中で確認画面が表示されます。キーボードの「 Enter 」ボタンを押して次に進んでください。
【 パソコンに搭載されているハードディスクのメーカー 】のメイン画面が表示されたら、検査が終わるまで待ちます。なお、「 Fail 」や「 Error 」といった表示がある場合は ハードディスクの故障(またはマザーボード)です。
これでテストの完了です。パソコン部品に故障がないことを確認してから、回復コンソールを実行してください。
【ご案内】
【関連リンク】
パソコンが起動しない原因と Windows 回復コンソールの使い方
無料ツール「 Ultimate Boot CD 」 外部リンク





