インターネットと子供の問題 Vol.2

イタズラでも社会に大きな影響を与えてしまうことも

インターネットと子供の問題について、ジャンルごとにご説明していく2回目です。今回はインターネットでの発言についてです。

私が子供の頃、パソコンのある家庭は極稀でした。時代が違うので想像しにくいですが、もし「キーボードをカチャカチャ叩くと、それが世界につながる」なんて聞いても、間違いなく事の重大さがわかならなかったと思います。

そして子供の頃にインターネットが存在したら、自分のノートに書き込むのと同じノリでイタズラをしてしまったかもしれません?! 少なからず私の友人の中には、確実にイタズラしただろうという人が数人はいます… これは皆さんも同じではないでしょうか?

しかし、インターネットでは、たとえ子供のイタズラであっても、社会に大きな影響を与えてしまうこともあります。それが犯行予告であったなら… テロと呼べるくらいの影響を社会に与えてしまうのです。

保護者の方はこのようなこともあることを把握して、インターネットの利用法をきちんと子供に説明したいところです。

埼玉県では半日で下校も

2008年2月に埼玉県内の小学4年女児(10歳)が、ネットの動画サイトに「埼玉の小学生の女子を2月29日13時に殺します」と書きこむ事件が発覚しました。小学生のイタズラとわかる前までは、テレビでも連日取り上げられ、学校へのインタービューでは実際に半日下校や当日の対策を検討しているとのことでした。結局は、書き込んだのが小学4年生の女児で、いたずら、面白半分にやったということです。ちなみに埼玉県警は児童相談所に非行事実を通告したということです。

警察はもちろんのこと、テレビでも連日取り上げられていたので地域の自衛団も増員を募ったのではないでしょうか。つまり小学生が街を歩きながら大声で犯行予告を叫んでも、親に怒られるだけでしょうが、インターネットに書き込んでしまうと、学校、警察、地域の方々、子供を学校に通わせる保護者の方、その他いろいろな方たちにも迷惑をかけてしまうのです。その影響力は絶大です。

まとめ

犯行予告というと極端ですが、それがたとえ子供のイタズラであっても、インターネットでの発言が社会に大きな影響を与えてしまうということは伝わったのではないでしょうか。「やりすぎた」と反省するころには、親に怒られて済むということを大きく超えてしまうため、子供本人にも大きなショックを与えてしまうのではないでしょうか。

ちなみにこちらは学生さんですが、規格外の牛丼を作り、動画サイトへアップしたというニュースが一時期とり上げられました。ネットでなければ(バイト仲間同士でのイタズラであれば)、店長に怒られて済んだ話かもしれません。しかし、ネットでの発言は社会にも広く影響を与えます。そして責任も重大となります。

対策としては「フィルタリングソフト」という有害サイトをブロックして表示しないソフトを使います。これは不適切な言葉を書き込もうとすると、それをブロックしてくれる機能もあるためです。なお、パソコンで使うフィルタリングソフトとしては、ポータルサイトの Yahoo! が提供する「 Yahoo! あんしんねっと」がお勧めです。多機能で強力な上に無料です。また任天堂 Wii 、DS といったゲーム機でインターネットに接続する場合、「 Yahoo! あんしんねっと」のようなパソコンで使うタイプのフィルタリングソフトは使えません。この場合は、ネットスター社のフィルタリングソフトを使うなど、ネットワークに対応したフィルタリングソフトを選びます。

ただし不適切な書込みを機械的にブロックしてしまっては、事の良し悪しを知る機会がなくなってしまいます。実社会であれば、親に怒られながら、事の良し悪しを理解していくのではないでしょうか。

あくまでもフィルタリングソフトは補助的なものであり、モニターの先にはいろいろな人がいて(社会とつながっていて)、ネットでの発言には責任があるということをきちんと教育しましょう。