「 NTLDR is missing 」エラーとは??? その対処法も

難易度「高」のちょっと面倒な論理障害です

「NTLDR is missing」エラーでパソコンが停止してしまうトラブルの原因は単純ではありません。奥が深く、ハマってしまう方や、最悪の場合は傷口を広めてしまうことも考えられます。つまりこのトラブルから大切なデータを救出するには、ある程度の知識が必要なのです。

ちなみにこのトラブルは偶発的な論理障害が多く、リカバリでパソコンが使えるようになります。そしてこの場合はパソコンのパーツを交換したり、また買い換える必要もありません。

それでは「NTLDR is missing」エラーが表示される原因とは何があるのでしょうか? ざっくりとしたところで「ハードディスクの持つ情報が壊れている」、「 Windows の ntldr ファイルが壊れている」、「 BIOS が書き換わった」があげられます。

そして「ハードディスクの持つ情報が壊れている」場合は、ある程度の知識がないと傷口を広めてしまうことも考えられます。「うかつに作業すると」このようなリスクもあるということにまず注意してください。

また「Windows の ntldr ファイルが壊れている」場合は、Windows のセットアップ CD からファイルをコピーすれば復旧可能です。「 BIOS が書き換わった」場合については、再設定で完了です。ちなみにこれらの作業で傷口を広げることはないので心配ありません。

それでは「NTLDR is missing」エラーが起きたときの対処方法を注意点も含めてご説明します。

「NTLDR is missing」エラーとは?

Windows を起動するために必要な「NTLDR」ファイルが見つからないというものです。それではなぜ見つからないかというと…

「ハードディスクの持つ情報が壊れている」
ハードディスクは「起動するメインのドライブがハードディスクのどこにある」などの基本的な情報を持っています。そこでその情報が間違えた形で書き換わってしまうと、「NTLDR」ファイルがどこにあるのか? 見つからなくなってしまいます。そして、このようなエラーが発生します。

「 Windows の ntldr ファイルが壊れている」
ハードディスクの持つ基本的な情報が正常であっても、Windows の「NTLDR」ファイルが無くなっていたり、壊れれていれば、このようなエラーが発生します。また「NTLDR」ファイルに関連する「boot.ini」、「NTDETECT.COM」、「bootfont.bin」といった Windows のファイルが無くなっていたり、壊れれていても同じです。

「 BIOS が書き換わった」
ハードディスクが 2台以上ある場合は、起動する順位が入れ替わってしまうと、このようなエラーが発生することもあります。たとえば Windows がインストールされていないハードディスクが上位にある場合は、もともと「NTLDR」ファイルが無いため発生することも。

なお、注意が必要なのは「ハードディスクの持つ情報が壊れている」です。うかつに修正してしまうとリカバリできなくなるパソコンもあります。ちなみに家電量販店で販売されているパソコンの多くはリカバリ時にキーボードの「F11」ボタンなどを押し、裏メニュウを呼び出すタイプですが、このタイプのパソコンはこれらのコマンドを使うと、リカバリできなくなることもあります。

そこで新しいパソコンを買うなど、このような弊害が残ってしまってもよいというのであればそれにこしたことはないのですが… 万が一データ救出ができず、リカバリもできなくなってしまったとなると、泣きッ面に蜂です。新しいパソコンを買う予定がない場合は、最終手段と考えたほうがよいでしょう。

「NTLDR is missing」エラー発生時の対処方法

まず影響のない「 BIOS 」設定から確認します。その後で回復コンソールを使い、Windows のセットアップ CD から「NTLDR」ファイルをコピーします。この段階で復旧できない場合は、当社のようなサポート会社へ依頼を検討されるか、または最終手段として「ハードディスクの持つ情報」を修正します。

もし Windows のセットアップ CD が無い場合は、Micosoft 社のサイトからフロッピー版をダウンロードし、作成してください。リンクは下にあります。

それでは「 BIOS 」設定の確認からご説明します。

1. 「 BIOS 」設定の確認

パソコンに内臓されているハードディスクが 1台のみという方は、飛ばしてください。2台以上接続している場合のみ確認します。

手順としては、電源を入れ、パソコン・メーカーのロゴが表示されたときに、キーボードの「 F2 」キーなどを押します。そして BIOS 画面を起動します。ちなみに何のキーを押すかについては、使っているパソコンの取り扱い説明書で確認してください。

BIOS 画面が起動したら、起動する順位を確認し、Windows がインストールされているハードディスクが上位に設定されていることを確認します。

もし Windows がインストールされていないハードディスクが上位にある場合は、設定を変更し、再起動してください。この場合はこれで復旧できます。

2. 回復コンソールを使い「NTLDR」ファイルをコピー

Windows のセットアップ CD 又はフロッピーでパソコンを起動します。すると自動的に「 Windows Setup 」が始まります。

「セットアップの開始」画面が表示されたら、キーボードの「 R 」ボタンを押します。

次の画面で「キーボードの種類」が求められるので、画面の指示に従って選んでください。ちなみにわからない場合は、キーボードの「半角/全角」ボタンを押します(普通は 106 日本語キーボードです)。

回復コンソールが起動します。キーボードの「1」ボタンを押して、「Enter」ボタンを押します。もしパスワードの入力が求められた場合は、パスワードを入力します。

次に「 cd c:\ 」と入力し、キーボードの「 Enter 」ボタンを押します。続けて同じように「 copy D:\i386\NTDETECT.COM 」と入力し、キーボードの「 Enter 」ボタンを押します。繰り返し「 copy D:\i386\ntldr 」、「 copy D:\i386\bootfont.bin 」、「 bootcfg /rebuild 」と入力します。ちなみに DVD/CD ドライブの割り当てが「E:\」の場合は、「D:\」部分を「E:\」に変えて入力します。

最後に「EXIT」と入力すると、パソコンが再起動するので、正常に起動するか? を確認します。もし正常に起動できない場合は、当社のようなサポート会社へ依頼を検討されるか、または以下の最終手段に進んでください。

3. 最終手段

家電量販店で販売されているパソコンの多くはリカバリ時にキーボードの「F11」ボタンなどを押し、裏メニュウを呼び出すタイプですが、このタイプのパソコンはこれらのコマンドを使うと、リカバリできなくなることもあります。データ救出後にパソコンを買い換える場合やリカバリ CD を作成済みの場合のみ試してください。

上記 2番の手順で回復コンソールを起動します。次に「 cd c:\ 」と入力し、キーボードの「 Enter 」ボタンを押します。続けて同じように「 fixmbr c: 」と入力し、キーボードの「 Enter 」ボタンを押します。繰り返し「 fixboot c: 」と入力します。最後に「EXIT」と入力し、再起動します。