オレンジセキュアサービス株式会社

「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルの対処法

黒い画面でカーソルが点滅

重症な論理障害のひとつです

パソコンの電源を入れると、モニター表示が「メーカーのロゴ」→「まっ黒画面」→「Windows ロゴ」と流れます。そしてこのトラブルは「まっ黒画面」で「カーソル」が点滅し続けます。そして「Windows ロゴ」に流れず、かといってエラーメッセージも表示されません。

この「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルは、ハードディスクの持つ情報が壊れてしまったときに発生するトラブルのひとつです。偶発的に書き換わってしまったか、またはハードディスクの物理的な故障で発生します。ちなみにハードディスクは「起動に必要な Windows プログラムがハードディスクのどの場所に保存されているか」や「パーテーションの位置情報」などの基本的な情報を持っています。

そこでこのトラブルは Windows やアプリケーションなどのソフトウェア・トラブルではないため、パソコンメーカーのサポートへ相談すれば、論理的・物理的な障害を問わず「ハードディスクの故障」として対応してくれるようです。保証期間であれば無料でパーツ交換してくれます。ちなみに保証期間外の場合は 4万円前後くらいが相場です。

ただし写真などの大切なデータは救出してくれません。あくまでもハードディスクの交換と工場出荷時(購入時)の状態に戻すだけです。そこでバックアップを持っていない場合はどうすれば良いのか? 注意点も含めてご説明します。

作者の齋藤実の顔写真

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IT トラブルの現場をよく知る専門性を買われて、All About、Biz コンパス、ウイルスバスターチャンネルといった専門色の強い大手 WEB メディアでも活躍中。雑誌やラジオへ出演したこともあり。

こんにちは、パソコンが苦手な人でも安全で簡単にできるトラブルシューティングを書きました。この記事がトラブル解決に役立ったならとても幸いです! ぜひご活用いただければと思います。

10周年の節目になりましてホームページを新デザインに移行中です。古いデザインのページもありまして大変申し訳ありません。東京、秋葉原のパソコン修理 オレンジセキュアサービス株式会社です。Ver.5.1.1

「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルの概要

ハードディスクの持つ情報が壊れてしまったときに発生するトラブルはこの「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルだけではありません。既にコラムで紹介している「 NTLDR is missing 」、「 A disk read error occurred 」、「 invalid system disk 」、その他、数多くあります。しかしながら、「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルは別格です。

なぜかというと、ほとんどのエラーはパソコンが起動するために必要な Windows プログラムを見つけられないために起こります。そしてエラーメッセージは違ったとしても、回復コンソールから Windows プログラムの保存場所を再登録してあげるという同じ処置で対処できます。

ところが「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルは、回復コンソールから Windows プログラムの保存場所を再登録しただけでは、修正できません。これは保存場所に関する情報が壊れてしまっているのです。

たとえばイメージとしての話ですが、教えてもらった住所に訪問したら、違う人の家だったとします。電話で確認したら「1丁目」ではなくて「2丁目」ということでした。この場合は地図を見て正しい住所へ訪問できます。そしてこれは「 NTLDR is missing 」などのエラーです。正しい住所を再登録してあげれば、起動することができるようになります。

それでは「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブルはどのような状態なのでしょうか。それは、もともとの地図がデタラメな状態です。正しい住所を聞いたところで、地図がデタラメであれば、たどり着くことはできません。そしてこのデタラメな地図を修正する方法があれば良いのですが、Windows の回復コンソールでは修正できず… つまりこれを修正するのには超高度なテクニックが必要であり、とにかく上級者以外には不可能というのが実際のところです。

そこで、それを踏まえてご説明すると…

「 黒い画面でカーソルが点滅 」トラブル発生時の対処方法

大切なデータのバックアップを持っていて、かつパソコンの保証期間中であれば、すぐにパソコン・メーカーへ問い合わせたほうが良いでしょう。普通に使っていてのトラブルならば、無料で修理対応してくれます。なお、注意点としては修復を試すなど、余計な作業を行わないことです。これはユーザーが壊してしまったのか、自然に壊れたのかわからなくなってしまうためです。とにかく何もせず、すぐ修理に出すことが大切です。ちなみにユーザーが壊してしまった場合は、補償対象外になることもあります(有料になります)。

またデータのバックアップを持っていて、かつ保証期間が切れてしまった場合は、ハードディスクを交換する都合上 4万円前後と高額になってしまいます。そのため、まずリカバリを行って修復を試します。ただし家電量販店で販売されているリカバリ時にキーボードの「F11」ボタンなどを押し、裏メニュウを呼び出すタイプのパソコンは、リカバリ CD を作成していないと、失敗する可能性もあります。まず試してみて、ダメならパソコンメーカーのサポートを利用します(又はパソコンを買い換えます)。