CHKDSK で「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」の対処法

原因によっては、まだ回復を試せることも!

Windowsの起動トラブルで使う機会の多い回復コンソールの「 chkdsk 」コマンドですが「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」というエラーメッセージがすぐ表示され、実行さえできないことも…

失敗した場合は、ほとんどのケースでこれ以上作業できませんが、原因によってはまだ修復できる望みも。もし NTFS 又は FAT32 フォーマットを認識できていないために失敗する場合はまだ可能性が残っています。

これは「 chkdsk 」コマンドは NTFS 又は FAT32 フォーマットの不整合を直すコマンドのため、もしフォーマットを認識できていないために失敗していれば、どのフォーマットか認識させることにより修復できるのです。

なお、コマンドミスもありますのでそこは注意してください。たとえば「 A disk read error occurred 」は NTFS 又は FAT32 の不整合が原因で発生するため「 chkdsk 」コマンドを使いますが、このコマンドを使わないトラブルで間違って使っている場合もありますので起動時のエラーメッセージはよくよく確認してください。

それでは「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」が表示される場合の対処法をご説明します。

「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」とは?

ボリュームというとわかりにくいところがありますが、単純に Cドライブです( Windows が入っているメインのドライブ )。「 chkdsk 」コマンドは NTFS 又は FAT32 フォーマットの不整合を直すコマンドですので、Cドライブのフォーマットの不整合を直すことができなかったということを表しています。

たとえば ○○%とチェックが進んでいる途中や 100% まで進んでからこのメッセージが表示される場合は、ハードディスクが機械的に壊れていたり、フォーマット情報が消失しているなどの理由で Cドライブのフォーマットの不整合を直すことができず、このメッセージが表示されています。

このように修復作業を行った上で失敗しているため「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」が表示される場合、通常はこれ以上修復させることができません。

しかしながら、○○%と進捗が進まず、すぐに「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」が表示されることも。この場合は修復作業すら行われていないため、実行されれば Cドライブのフォーマットの不整合を直せる可能性も残っているのです。

なお「 chkdsk 」コマンドは NTFS 又は FAT32 フォーマットの不整合を直すコマンドのため、フォーマットを NTFS 又は FAT32 と認識できなければ、上記のように修復が進まず、すぐに失敗してしまいます。

そして○○%と進捗が進まず、すぐに「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」が表示される場合、フォーマットを NTFS 又は FAT32 と認識させることで、修復作業に進む可能性もあります。

ちなみにですが、「 Error loading operating system 」や「 Missing operating system 」で「 chkdsk 」コマンドを使用しても同じように失敗します。これらのエラーはパーテーション関係のトラブルであり、そのため NTFS 又は FAT32 と認識できないからです。これらのエラーについては、そもそも「 chkdsk 」コマンドを使わない、つまりコマンド違いのため失敗します。


NTFS フォーマットの場合は「NTFS」の呪文から始まります。そしてこの呪文を認識できていない場合は修復できる可能性もあります。

CHKDSK で「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」の対処法

「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」が表示される原因はいろいろありますが、○○%と進捗が進まず、すぐに表示される場合は、まだ修復できる望みもあります。フォーマットを NTFS 又は FAT32 と認識できていないことで起こるため、「 fixboot 」コマンドで認識させてから「 chkdsk 」コマンドを試します。

なお、Windows7(Vista)は 「Windows ブート マネージャー」でパソコンが起動しないときの対処法 の方法を試してください。エラーメッセージは異なりますが、パーテーション情報を直すといった起動に必要な情報を直す方法を書いてあります。

回復コンソールを使ったエラーの修復方法

Windows のセットアップ CD 又はフロッピーでパソコンを起動します。すると自動的に「 Windows Setup 」が始まります。

「セットアップの開始」画面が表示されたら、キーボードの「 R 」ボタンを押します。

次の画面で「キーボードの種類」が求められるので、画面の指示に従って選んでください。ちなみにわからない場合は、キーボードの「半角/全角」ボタンを押します(普通は 106 日本語キーボードです)。

回復コンソールが起動します。キーボードの「1」ボタンを押して、「Enter」ボタンを押します。もしパスワードの入力が求められた場合は、パスワードを入力します。

次に「 cd c:\ 」と入力し、キーボードの「 Enter 」ボタンを押します。続けて同じように「 fixmbr c: 」と入力し、キーボードの「 Enter 」ボタンを押します。メッセージが表示されたらキーボードの「Y」ボタンを押します。再起動したら、同じ手順で「 fixboot c: 」と入力します。

再起動したら、同じ手順で「 fixboot c: 」と入力します

完了しましたら「 chkdsk c: /r 」と入力し、修復を試してください。