強制終了しては悪手なケース

Windows起動時のクルクルが終わらないときに、強制終了で状況が悪化してしまうケースもあります。
ちなみに、Windows起動時のクルクルが”ピタッと止まる”という別のトラブルもあるのですが、これはフリーズしていますので”強制終了するしかできることがない”という、強制終了の一択になります。
しかし、クルクルが終わらないケースは、Windows Updateの更新作業に時間がかかっているだけという場合もあります。その解決方法は”終わるまで待つ”ことでして、強制終了してしまいますと悪化してしまう可能性もあります。
そこで”時間がかかっているだけ”ということを判断する材料があれば間違いないのですが、パソコンの画面を眺めていても何が原因なのかその答えは見つかりません。
そのため、”Windows起動時のクルクルが終わらないため強制終了しても良い?”というご質問を受けた時は、念のため、3時間放置してくださいとご案内しております。
根拠としましては、パソコンの修理で見ていますと、90分くらいクルクルしているケースもありました。もし90分の倍の3時間待っていてもクルクルが終わらなければかなりの異常です。部品故障といった重症な原因も考えられ、次の”強制終了したほうが良いケース”に続きます。
*パソコンの性能はどんどん上がっておりますので、最近では90分もかかることがありません。
強制終了したほうが良いケース
Windows起動時のクルクルが終わらないときに放置してしまうと悪化してしまうこともあります。
たとえば” Windowsクルクルが1時間以上回り続けて進まないトラブルを直した事例研究 ”では、増設ハードディスクの故障が原因で、クルクルが終わらないWindows起動トラブルが起きていました。
このような部品故障が起きている状況で、電源を入れたまま放置してしまいますと、劣化が進み、どんどん状況が悪化してしまいます。
悪化していなければあれこれ手当ができたものが、悪化しているためにできることがなくなっていたということもあります。そのような悪化に対するリスクがある場合は、3時間以上放置しないようにご注意ください。
Windowsが起動できないときは
通常、Windows起動時のクルクルが3時間未満で終われば、そのままサインイン画面まで進むのですが、もしサインイン画面まで進まずにWindowsが起動しない場合についてです。
たとえば、クルクルが5分くらいで終わるものの再起動してしまい、またクルクルがはじまるというクルクルのループでWindowsが起動できないなど。
Windowsが起動できない場合は、何かしらのエラーが起きています。メンテナンスが必要ですから、強制終了しまして、Windows11が起動しないクルクルが終わらないトラブルの修復方法 をお試しください。
まとめ
Windows起動時のクルクルが終わらない原因としまして、Windows Updateの更新作業に時間がかかっているだけという場合もあります。強制終了することで悪化してしまいますので、3時間はお待ちください。
通常、Windows起動時のクルクルが3時間未満で終われば、そのままサインイン画面まで進みます。もしWindowsが起動できないときは、エラーが起きていますのでメンテナンスしてください。
もしクルクル画面が3時間を越えてしまう場合はかなりの異常です。放置することで悪化してしまうリスクもありまして、強制終了してパソコンを休ませてください。
ちなみに、当社はパソコンの修理を行っておりまして、”故障していれば修理したい”ということが前提のご相談が普通です。悪化してしまいますと、ご要望の作業ができなくなってしまったり、料金も高くなってしまう可能性がありますので、悪化しないことを第一に考えてご提案する習慣があります。
ただそうなりますと、もし故障しているなら、新パソコンに買い替えしようかなとお考えの方の答えにはならなかったりします。そのような放置することによるリスクがない場合は、ご自身が可能な限り放置してください。悪化してしまったり、放置しても解決できないときは、買い替えという判定で良いかと思います。