「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」ログインできないWindows11の修復方法

オレンジセキュアサービス株式会社

東京都千代田区神田佐久間河岸70-4B

TEL : 03-5823-1870

Windows11 PINエラーでログインできないときの対処法を徹底解説!

更新日 :
公開日 :

問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません。クリックして暗証番号をもう一度設定してくださいの画像

Windows11 PINエラーからログイン復活できるように対処法を画像付きで徹底解説します。

  • 修復方法1:コマンドプロンプトの「chkdsk c: /f」&「sfc /scannow」によるWindowsシステム修復
  • 修復方法2:「システムの復元」で正常だった時点に戻す

再発を防ぐ方法

  • 復旧後に「Windows Hello サインインのみを許可する」の設定をオフにする

Windows11のサインイン画面で「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」と表示され、「暗証番号(PIN)をセットアップする」をクリックしても反応しない……。PINの再登録もログインもできない。そんな予期せぬトラブルにお困りではありませんか?

このエラーは、Windows Helloの認証情報の破損や、システムファイルの不整合が原因で、突然発生することも少なくありません。

「初期化しないと直らない?」「データは消えてしまう?」と不安になりますが、多くの場合は初期化せず、大切なデータを残したまま修復できますので、ご安心ください!

ITが苦手な方でも実践できるように、画像付きで手順をわかりやすく解説します。作業時間の目安は約30分です。画像を見ながら同じ操作をしていただくだけで、安全にPINエラーを修復できます。

・・ 目次 ・・

  1. chkdskコマンド&sfcコマンドとシステムの復元を実行する作業手順
  2. この作業で解決できないときのAI診断テンプレ
  3. 予防法:「Windows Hello サインインのみを許可する」の設定をオフにする手順
  4. 要注意:BIOSでTPMを無効(disabled)にはしないでください
  5. Windows11問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できませんのトラブルFAQ
  6. 万が一、お困りの時は…

この記事を Twitterでツイートする | Facebookでシェアする | LINEに送る

電話番号は0358231870です
お問い合わせフォーム

chkdskコマンド&sfcコマンドとシステムの復元を実行する作業手順

問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません。画面の周りに解決方法が浮かび上がり、初心者の方がこれから修復しようとしているイラストです

修復作業のポイントについて

  • 1回目:コマンドプロンプト(chkdsk&sfc)を実行後に再起動して改善していない場合のみ、2回目:システムの復元を実行する流れになります。
  • Windows11のエラーを修復作業するときに、BitLocker回復キーの入力を求められたときは必ずご入力ください。
  • システムの復元では、「復元ポイント」と「最終使用日」が一致していることが重要です。一致していないときは実行しないでください。
  • 作業時間目安は30分です。

文章のボリュームが大きくなってしまう補足(注意点は除く)などを、FAQに書いてリンクする、というスタイルで、スッキリ感のある解説を目指しています。”Q-”からはじまるリンクです。


Step1:キーボードの”Shift”を押しながら、”再起動”をクリックしてください。

Ctrl+Alt+Deleteで表示された切り替え画面の画像
画面右下の電源アイコンをクリックしますと、再起動とシャットダウンの電源メニューが表示されます。

「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません。」画面の右下にある「電源アイコン」をクリックしてください。電源メニューが表示されましたら、キーボードの「Shift」を押しながら、「再起動」ボタンをクリックしてください。

キーボードの「Shift」だけは、しばらく(電源が落ちるまで)押し続けていただくのがポイントです。

再起動後に「ようこそ」メッセージが表示されましたら、Windowsのメンテナンスモードでの起動に成功しています。

もし「ようこそ」メッセージが表示されず、通常起動してしまった場合は、もう一度やり直してください。

Step2:トラブルシューティングをクリックしてください。

「トラブルシューティング」ボタンをしている画像

オプションの選択画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step3:詳細オプションをクリックしてください。

詳細オプションをクリックしている画像

トラブルシューティング画面で、詳細オプションをクリックしてください。

Step4:コマンドプロンプトをクリックしてください。

コマンドプロンプトをクリックしている画像
1回目:コマンドプロンプトを実行しても改善しなかった場合は、2回目:システムの復元(step8)へお進みください。

詳細オプション画面で、コマンドプロンプトをクリックしてください。

注意点です!

BitLocker回復キーの入力画面
この画面が表示される場合のみ、BitLocker回復キーが必要です。

このBitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されたときは、必ず回復キーをご入力ください。

Q7-Bitlocker回復キーを見つける方法を教えて!

Step5:Windowsが入っているドライブ(場所)を探します。

コマンドプロンプトでdir c:と入力している画像
「dir c:」を実行して、Program Files、Users、Windows、3つのフォルダがあれば「c:」が正解です!

Windowsのインストールされているドライブレターをお調べください。

コマンドプロンプトの画面では、普段の「Cドライブ」が「D」や「E」に変わっていることがあります。正しい場所を見つけるために、以下の手順で確認します。

  1. 画面に「 dir(スペース)c: 」と入力し、キーボードのEnterキーを押します。
  2. コマンドプロンプトの画面では、スペースも含めてすべて半角でご入力ください。。
  3. 表示されたリストの中に、以下の3つのフォルダがあるか探してください。
    • Program Files
    • Users
    • Windows
  4. もし3つともあれば、そこが正解です!ドライブレターは「 c: 」とメモしてください。
  5. もし無ければ、次は「 dir(スペース)d: 」 、その次は「 dir(スペース)e: 」と順番に入力して、上記3つのフォルダがある場所を探し当ててください。*見つかるまで、ABC順でお探しください。

ドライブレターをメモしましたら、続けてStep6のchkdskコマンドを実行してください。

Step6:「 chkdsk c: /f 」を実行してください。

コマンドプロンプトでchkdsk c: /fと入力している画像
chkdskは「 ¥ 」を入れるとエラーになります。

続けて、「 chkdsk(スペース)c:(スペース)/f 」を実行してください。

ドライブレターの「 c:¥ 」は、お調べいただいたものをご入力ください。「 /f 」のほうは、固定でして必ず「 /f 」です。

  • ドライブレターが「 c:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)c:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 d:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)d:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 e:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)e:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。

ちなみに、chkdskコマンドをお試しいただく根拠については、Q4-「 chkdsk c: /f 」で直りますか? をご確認ください。

「X:\windows\system32>」の行が表示されたら、chkdskコマンドの作業完了です。続けてsfcを実行してください。

X:\windows\system32>の画像

Step7:「 sfc /scannow 」を実行してください。

コマンドプロンプトでsfc /scannowと入力している画像
Windows11は「 sfc /scannow 」で正常に実行され完了します。

続けて、「 sfc(スペース)/scannow 」を実行してください。

もし「 Windows リソース保護は要求を実行できませんでした 」というエラーメッセージになる場合のみ、Step:7でお調べいただいたドライブレターを付け加えてください。

  • ドライブレターが「 c:¥ 」でしたら、「 sfc(スペース)/scannow(スペース)/offbootdir=c:¥(スペース)/offwindir=c:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 d:¥ 」でしたら、「 sfc(スペース)/scannow(スペース)/offbootdir=d:¥(スペース)/offwindir=d:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 e:¥ 」でしたら、「 sfc(スペース)/scannow(スペース)/offbootdir=e:¥(スペース)/offwindir=e:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。

ちなみに、sfcコマンドをお試しいただく根拠については、Q5-「 sfc /scannow 」で直りますか? をご確認ください。

「X:\windows\system32>」の行が表示されたら、sfcコマンドの作業完了です。

コマンドプロンプト画面の「×」で閉じますと、Step2の画面に戻ります。再起動して改善の有無をご確認ください。

再起動して、改善していない場合の注意点

次の作業の「システムの復元」は悪化させてしまう可能性もあります。もし「自力で直せない場合はパソコン修理に依頼しよう」とお考えの場合は、このタイミングでご依頼されることをご検討ください( このページ下部でご案内しております )。

このトラブルは修理でほぼ解決できますが、悪化してますと話が変わることもあります。ちなみに、コマンドプロンプトは、エラーだけを修正するため悪化することはありません。

システムの復元は、一部のプログラムしか戻さないため(すべてのプログラムではないため)、矛盾が生じてしまい、悪化させてしまうこともあります。

Step8:システムの復元をクリックしてください。

システムの復元ボタンをクリックしている画像

コマンドプロンプト実行後に再起動して、PINエラーが改善していないときは、Step1から進めてください。

「詳細オプション」画面が表示されたら、「システムの復元」ボタンをクリックしてください。

注意点です!

BitLocker回復キーの入力画面
この画面が表示される場合のみ、BitLocker回復キーが必要です。

この画面が表示される場合は、コマンドプロンプトの時にも入力しております回復キーを必ずご入力ください。

Step9:次へ(N)をクリックしてください。

次へ(N)をクリックしている画面

システムファイルと設定の復元画面が表示されたら「次へ(N)」をクリックしてください。

Step10:復元ポイントを確認してから、選択してください。

復元ポイントをクリックしている画像

選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します画面が表示されたら、「復元ポイントの日付」と「最終使用日」が一致していること確認してから、クリックして選択してください。

注意点です!

「復元ポイントの日付」と「最終使用日」が一致していない場合は、プログラム的なエラーではないため、作業を中断して、次の章のAI診断にお進みください。

一致していない場合は悪化させてしまう恐れがあり、「Ngcフォルダ(PIN保存先)をリセットする」など、システムの復元ではない作業を先に実行したいところです。

その根拠になります。

プログラムは歯車と同じで、書き換わることがありません。不変ですから、いつも同じであり、エラーが起きることはありません。

ただし、アプリをインストールしたり、Windowsをアップデートするタイミングでは書き換わります。エラーが起きるとしましたら、このようなイベントがあります。

システムの復元は、Windowsに重要なイベントがありますと、事前にバックアップしてエラーに備えます。それが復元ポイントです。

最終使用日と一致する復元ポイントがないということは、イベントがなくエラーになりましたので、システムの復元ではカバーしていない要素のエラーと判断できます。

そしてPINエラーでしたら、プログラムではない「Ngcフォルダ(PIN保存先)をリセットする」などの作業をシステムの復元の前に試しておきたいところです。

ちなみに、システムの復元は、一部のプログラムしか戻さないため、矛盾が生じてしまい、悪化することがあります。コマンドプロンプトのようにエラーだけを変更する機能ではないため、悪化することもあります。

*システムの復元は、すべてのプログラムを戻すような完全バックアップではありません。

Step11:次へ(N)をクリックしてください。

次へ(N)をクリックしている画像

復元ポイントを選択したら「次へ(N)」をクリックしてください。

Step12:完了をクリックしてください。

完了をクリックしている画像

復元ポイントの確認画面が表示されたら「完了」をクリックしてください。

Step13:はいをクリックしてください。

はいをクリックしている画像

いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?画面が表示されたら「はい」をクリックして、システムの復元スタートです!

システムの復元中は意図しない電源断がないようご注意ください。ノートパソコンならコンセントから外れていてバッテリー駆動になっていないかなどチェックしてからスタートしてください。

Step14:再起動をクリックしてください。

再起動をクリックしている画像

システムの復元は正常に完了しました画面が表示されたら「再起動」をクリックしてください。PINエラーがない or PINが再登録できることをご確認ください。

電話番号は0358231870です
お問い合わせフォーム

解決できないときのAI診断テンプレ

geminiを活用してWindowsのエラーを直しているイラスト

「自力で直せない場合は買い替えよう」とお考えの方もいらっしゃると思います。データも含めまして、もし悪化させてしまうことのリスクがなく、できることを最後までチャレンジしてみたいということでしたら、Google Gemini を使ったAI診断による修復をお試しください。

AI診断の根拠について

この章をお読みいただいている方は、システムの復元で話が分岐しています。

  • A)復元ポイントの日付と前回使用日が不一致で、システムの復元は未実行
  • B)一致してシステムの復元を行ったが改善していない

この後もどんどん分岐して当然です。そこで仮に10通りの手順が書いてあっても、読むのが大変なだけで、結局答えにたどり着けない……なんて言うのはネット検索の常ですよね。

Geminiの回答を実際に見てみますと、IT関係に苦手意識のある方やWindowsに精通されていない方が、ネット検索という学習と呼べる作業&短時間で、ここまでの答えにたどり着くことは不可能かと思います。質問するだけで、ポンとその答えにたどり着けるのですから、AIを使わないのは損です。

注意点としましては、プロンプト(質問文)が雑になりますと、意図しない回答になることもあります。とにかくプロンプトが肝です。

ちなみに、分岐したAとBのテンプレを私のほうで考えてみました。「発生のきっかけ」は実際の状況に変更してください。

以下の A or B のプロンプトでスタートしてください。その後は、Geminiから「これを試してください」という提案を受けながら、作業を進めてみてください。

A)日付が不一致の場合のGeminiへのプロンプト(質問文)

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

# 役割

あなたはWindowsトラブル解決のプロフェッショナルです。

# 相談内容

Ngcフォルダ(PIN保存先)をリセットする方法を教えてください。

# エラーの状況

Windows11のサインイン画面で「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」と表示され、「暗証番号(PIN)をセットアップする」をクリックしても反応しない。PINの再登録もできない。なんとかサインインしてデスクトップ画面まで進みたいです。

# すでに試したこと

記事を参考に以下の作業を行いましたが、改善しませんでした。

  1. コマンドプロンプトで「chkdsk c: /f」を実行(エラーなし)
  2. コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行(正常に完了)

# 確認したこと

  1. Bitlocker回復キーを入手済み
  2. 復元ポイントの日付と前回使用日が不一致のため、システムの復元は確認だけして未実施

# PCの情報

発生のきっかけ:前回の使用時は異常なし。突然発生。

PCのメーカー:[ ※DELL、HP、Lenovoなどわかればここに追記してください ]

# お願い

初心者にもわかるように、次に試すべき具体的な手順をステップ形式で教えてください。

B)システムの復元を行ったが改善していない場合のGeminiへのプロンプト(質問文)

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

# 役割

あなたはWindowsトラブル解決のプロフェッショナルです。

# 相談内容

Windows11のサインイン画面で「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」と表示され、「暗証番号(PIN)をセットアップする」をクリックしても反応しない。PINの再登録もできない。なんとかサインインしてデスクトップ画面まで進みたいです。解決策を教えてください。

# すでに試したこと

記事を参考に以下の作業を行いましたが、改善しませんでした。

  1. コマンドプロンプトで「chkdsk c: /f」を実行(エラーなし)
  2. コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行(正常に完了)
  3. システムの復元で「前回使用日と一致する復元ポイントを選択」して実行(正常に完了)

# 確認したこと

  1. Bitlocker回復キーを入手済み

# PCの情報

発生のきっかけ:前回の使用時は異常なし。突然発生。ただし、システムの復元で、前回使用日と一致する復元ポイントがあり「説明欄は、○○○○○○」。

PCのメーカー:[ ※DELL、HP、Lenovoなどわかればここに追記してください ]

# お願い

初心者にもわかるように、次に試すべき具体的な手順をステップ形式で教えてください。

AIからの回答を使いこなすコツ

このプロンプトには、「すでに試したこと(chkdskやsfc)」が含まれています。これにより、AIは「それなら次はこれを試して」と、より高度な(または別の視点の)解決策を優先して提案してくれるようになります。

もし回答が難しすぎたら…

遠慮なく「もっと初心者向けに、専門用語を使わずに説明してください」と追加で質問してください。AIは疲れません。何度でも納得いくまで聞き返せるのが、AI診断の最大のメリットです。

電話番号は0358231870です
お問い合わせフォーム

予防法:「Windows Hello サインインのみを許可する」の設定をオフにする手順

Windowsのトラブルを予防しているイラスト

今回のトラブルは、「暗証番号(PIN)をセットアップする」をクリックしても反応しない、ことがポイントです。

ちなみに、パソコン修理では10分もかからず元通りサインインできるように直せます。そしてPINの再登録をしています。

Windowsが起動した状態でしたら、問題なくPINが再登録できますので、起動途中ですと何らかのプログラムが足りないのかもしれません。

もしPINエラーが発生しても、パスワードではサインインできます。「Windows Hello サインインのみを許可する」の設定をオフにしますと、「サインイン オプション」が表示されるようになり、パスワードでのサインインができるようになります。

*このパスワードはMicrosoftアカウントのパスワードになります。BitLocker回復キーを見つけるときに使ったパスワードです。

ただ、その設定をする画面には、「セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」とあり、オフにしてはいけないのかな?と迷うかもしれません……が、オフにして問題ありません。

*まとめますと、PINエラーが起きると大変ですから、パスワードでのサインインをオンにしたいのですが、「セキュリティ向上のため」と言われると、どうしたら良い?と迷ってしまうかと思います。

PINエラーの緊急時だけパスワードを使う&パスワードを他人に見られない(知られない)、ということでしたら問題ありません。

PINはそのデバイスを直接操作する必要がありますが、パスワードはスマホなどの別デバイスでも使えます。パスワードにはリスクがあって、たとえば、他人に知られてしまうと、Microsoftアカウントでのサービスが乗っ取られてしまうなどのリスクがあります。

ちなみに、OneDriveというクラウドのストレージをお使いでしたら、スマホなどでアクセスして、データを覗き見されてしまうことになります。

この「セキュリティ向上のため」というのは、そのようなパスワードを扱うリスクを指しています。パスワードを他人に知られないよう管理していただければ問題ありません。

操作はクリックだけです。Windowsマーク(スタートボタン) → 設定 → アカウント → サインインオプション → 「セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」です。

Windowsマーク(スタートボタン) 設定 アカウント サインインオプション セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)

手順の画像は、スライドさせてご確認ください。

電話番号は0358231870です
お問い合わせフォーム

要注意:BIOSでTPMを無効(disabled)にはしないでください

PCのBIOSのイラスト
TPMはBIOS画面で設定する関係で、BIOS画面にアクセスしていない場合は問題ありません。

パソコン修理の現場では、TPMが無効(disabled)になっていることも珍しくありません。

PINとTPMは連動しておりまして、仮にTPMが無効(disabled)になっていれば何かしらのPINエラーになります。

推測としましては、「TPMがオフになっていれば、オンにしてください」というような記事を読まれて、とりあえずTPMを変更されたのかと思います。

*もともと有効(enabled)だったため、とりあえず変更したことで、無効(disabled)になったのかと推測されます。

この記事でもAI診断をオススメしておりますが、ネット検索では勘違いが起きることもあったりします。TPMは必ず有効(enabled)にしてお使いください。

TPMはパソコン部品をコントロールするためのBIOSで設定変更します。BIOS画面にアクセスしていない場合は問題ありません。

電話番号は0358231870です
お問い合わせフォーム

Windows11問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できませんのトラブルFAQ

ノートパソコンにFAQと表示されているイラスト

Q1-「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」と表示されたらどうすれば良いですか?

その下にある「暗証番号(PIN)をセットアップする」をクリックしますと、PINを再登録する手続きが行われます。

ちなみに、Microsoftアカウントにサインインする画面が表示されます。もし「これにはインターネットが必要です」画面が表示されたときは、いつも使っているWi-Fiなどでネットに接続してください。

Microsoftアカウントの画面
Microsoftアカウントを使ってPINを再登録できます。

万が一、Microsoftアカウントのパスワードを忘れてしまっている場合でも、”パスワードを忘れた場合”から新パスワードを設定できます。

Microsoftアカウントへサインインしますと登録してあるメールアドレスに認証用のコードが届きます。そのコードを使って、PINを再登録できます。

”パスワードを忘れた場合”も含めまして、作業時間は5分もかからないかと思います。

Q2-なぜ「暗証番号(PIN)をセットアップする」が反応しないのでしょうか?

はい、無反応ですと故障を連想しがちですが、もしMicrosoftアカウントにサインインする画面や「これにはインターネットが必要です」画面が表示されれず、無反応な場合は、Windowsのエラーが原因です。この記事の修復方法をお試しください。

Q3-今後も「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」エラーになる可能性はありますか?

はい、こういうエラーが起きるかもしれないと想定されて準備されているエラーメッセージのため、今後もこのエラーが発生する可能性はあります。

ちなみに、PINはマザーボードというパソコン部品のTPMと連動しています。WindowsアップデートでBIOSが更新されたときに「問題が発生したため、暗証番号(PIN)を使用できません」エラーになる可能性があります。

ただし、通常はPINの再登録が5分もかからず簡単にできます。この記事のような「再登録できない関係でログインできない」みたいなトラブルは稀でして、再登録できないイレギュラーはそう簡単に発生することがありません。

Q4-「 chkdsk c: /f 」で直りますか?

chkdskはファイルシステムという情報を直すコマンドでして、このコマンドだけでWindows11のエラーを解決できる可能性があります。

もちろん、chkdskコマンドでも直らないケースもありますが、心配はありません。Windows11のPINエラーでしたら、直しやすいトラブルのひとつでして、当社のパソコン修理でしたらほぼ修復できます。

ちなみに、chkdskコマンドはファイルシステムのエラーだけを修正します。ファイルシステムにエラーがないとチェックだけで修正しません。そのため、chkdskコマンドを試すことで悪化することはありません。安心してお試しください。

Q5-「 sfc /scannow 」で直りますか?

sfcはシステムファイルチェッカーという、プログラム関係のエラーを修復するコマンドです。Windows11のエラーでしたら、このコマンドで直せる可能性もあります。

sfcコマンドもエラーだけを修正します。正常なプログラムを操作しないため、悪化することはありません。安心してお試しください。

Q6-システムの復元で直りますか?

はい、最後にパソコンを使用した日と一致する復元ポイントがある場合は高い確率で直ります。

ちなみに、Windowsに重要なイベントがありますと、復元ポイントが作成されます。日付が一致しているならそのイベントが起因して、Windowsにエラーが発生したことが判断できます。

Q7-Bitlocker回復キーを見つける方法を教えて!

BitLockerをご自身でオンにした記憶がないという場合は、MicrosoftアカウントからBitLocker回復キーを入手してください。

回復キーが登録されているMicrosoftアカウントはクラウドのサービスです。そのため、ブラウザからアクセスできます。PC限定ではなく、スマホやタブレットのブラウザからでもアクセスできます。

ちなみに、Windows11は購入後の初回起動時にメールアドレスとパスワードの登録をしないと次の画面に進まない、という強制になっているのですが、この登録でBitLockerが自動でオンになり、MicrosoftアカウントへBitLocker回復キーが保存される仕組みになっております。

Microsoftアカウントは、初回起動時に登録したメールアドレスとパスワードでサインインしてください。

もしご自身でオンにされた場合は、紙やUSBなどにもBitLocker回復キーを保存できます。保存された場所から入手してください。

BitLocker回復キーの入手方法の詳細は、BitLocker回復キーを確認する方法スマホ版 でご確認ください。図解入りで手順をレポートしております。

BitLocker回復キーの探し方がわかったものの、なかなかBitLocker回復キーが見つからないという場合は、BitLocker回復キーが見つからないときに確認したいポイントと事例 でご確認ください。

Q8-パソコン修理に出すならどのタイミングが良いですか?

コマンドプロンプトを実行しても改善しないときは、パソコン修理をご検討ください。

Q9-PINエラーを予防することはできますか?

はい、「Windows Hello サインインのみを許可する」の設定をオフにしておきますとパスワードからサインインできます。

基本的にPINだけのエラーでして、パスワードならサインインできるトラブルです。