データ復旧ソフトでデータが見つからないその理由2

ハードディスク固有の情報が消失すると失敗します。

データ復旧ソフトで失敗する原因は大枠で2つに別れます。それはハードディスクに故障が起きているか、いないかということです。今回は故障のない論理障害だけに限定して話を進めます。注意点になりますが、物理障害の場合はどんどんデータを壊してしまう可能性もありますので、データ復旧ソフトで失敗する原因と注意点(物理的な障害) こちらも読んで悪化を予防してください。

ハードディスクに故障がないのになぜデータ復旧ソフトは失敗するのでしょうか。一言でまとめるとハードディスク固有の情報が消失すると失敗します。それと情報が変わってしまった場合も同じく失敗します。キーワードは固有の情報なのです。

たとえばひとつのハードディスクをCドライブとDドライブに分けているとします。パソコンによって大きさなど千差万別ですが、それでもドライブのサイズはすぐ表示されますし、フォーマットも NTFS と解析もなしですぐ表示されます。これはそのディスク固有の情報があるため、解析なしですぐ表示することができます。

そしてこの固有の情報にトラブルがあれば複雑な解析をする仕組みが必要となり、データ復旧ソフトで失敗する場合はこの解析に失敗していることが考えられます。

それではデータ復旧ソフトで失敗する仕組みと悪化させないための注意点をレポートします。

なお、データ復旧ソフトは削除してしまったデータやフォーマットしてしまったデータの復元は強力です。ここでは「なぜ失敗することもあるの?」というよくある質問にクローズアップしています。

失敗する原因について

冒頭で紹介したとおり、ハードディスクにはいろいろとそのパソコン固有の情報が保存されています。この情報があるので、解析しなくてもドライブの情報がすぐ表示されたり、フォルダの中身がすぐ表示されます。

もし固有の情報単体でトラブルが起きていてもバックアップがありますので、データ復旧ソフトで失敗することはないでしょう。もちろん単体のトラブルであれば当コラムで紹介している方法でも解決できます。

しかし、バックアップも壊れているようなケースや関連する情報とも不整合が起きているようなケース、その他複雑な解析を必要とするトラブルの場合はソフトウェアのみで解決することはできません。たとえば、CドライブとDドライブの領域が不明の場合、開始位置が不明になります。スタートがわからなければデータの埋まっている部分を探すことができないので失敗します。

なお、データ復旧ソフトは削除してしまったデータやフォーマットしてしまったデータの復元は強力です。これはパソコン固有の情報が正常に残っていますので、データの埋まっている部分を探すことができ、多くのデータを復元できます。しかし、固有の情報にエラーが起きているなどのトラブルには弱く、失敗する可能性もあります。