Windows11「修復しようとしています」が進まないトラブルの修復事例:原因はUpdate、システムの復元で解決

結論:原因はスリープ運用でWindows Updateが完了できず、強制再起動によりシステム不整合が起きたことでした。
更新の削除では直らず、回復ドライブから「システムの復元」を行うことで、データを保持したまま復旧に成功しました。


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オレンジセキュアサービス株式会社

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TEL : 03-5823-1870

この記事の要約

症状
パソコン使用中に突然再起動を求められ、その後「修復しようとしています」の画面から進まなくなった。
原因
スリープ運用を続けたことでWindows Updateが完了できず、強制再起動のタイミングでシステムに不整合が発生した。
診断
コマンドプロンプトで「$WinReAgent」の更新日時とインストール履歴を調査。更新プログラム自体は正常に入っていることを特定した。
解決策
「更新プログラムのアンインストール」では直らない状態と判断し、回復ドライブから「システムの復元」を実行して復旧した。
注意点
システムの復元はリスクを伴う最終手段。まずはリスクの低い「更新プログラムのアンインストール」を試し、改善しない場合にのみ実施すること。

パソコン使用中に突然「再起動」の通知が表示され、それ以降、何度起動しても「修復しようとしています」の画面から進まなくなってしまった……。この記事は、そんなWindows11の起動トラブルを解決した実際の修理事例です。

結論から申し上げますと、このトラブルの正体は「スリープ運用により完了できなかったWindows Updateの失敗」でした。Windowsが更新を完了させるために強制再起動を行った結果、システムに不整合が生じていたのです。

今回は、一般的な「更新プログラムのアンインストール」では直せないこの症状を、どのように診断し、データを消さずに「システムの復元」で直したのか。プロの視点からその一部始終をレポートします。

なお、ご自身での操作にはリスクも伴います。「コマンド操作は怖い」「中のデータを絶対に残したい」という方は、無理に自己解決しようとせず、当社の修理サービスもご検討ください。

更新理由:2026年01月28日
修理内容はそのままで、注意点などを追記&手順書ではなく、実績ということが明確になる表現をAIで編集(ドキュメンタリー化)しました。

  1. 事例:Windows11「修復しようとしています」が進まない状況と原因
  2. プロの診断:なぜ「システムの復元」が必要だったのか
  3. 自分での操作が不安な場合は

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事例:Windows11「修復しようとしています」が進まない状況と原因

Windows11修復しようとしていますが進まないパソコンの画像
実際のトラブル画面。ここから自動修復が始まらず、ループしていました。

今回ご依頼いただいたのは、「パソコン使用中に突然、再起動のメッセージが表示され、それ以降『修復しようとしています』から進まなくなった」という事例です。

お客様にお話を伺うと、普段は電源を切らずに「スリープ」で運用されていたとのこと。ここがトラブルの引き金でした。

「突然の再起動」の正体はWindows Update

Windows Updateは、パソコンのシャットダウンや再起動のタイミングで更新を完了させます。しかし、スリープ運用のみで長期間再起動していないと、Windowsが「更新を完了させるために」強制的に再起動をかけることがあります。

今回のケースは、この強制再起動のタイミングでシステムに不整合が起き、Windowsが正常に起動できなくなった状態でした。

プロの診断:なぜ「システムの復元」が必要だったのか

「修復しようとしています」というメッセージが出た場合、一般的には「更新プログラムのアンインストール」を試すのが定石です。しかし、やみくもな操作は状況を悪化させます。

当社では、まずコマンドプロンプト(黒い画面)を使って、パソコン内部の状態を正確に診断しました。

診断1:トラブルの起点を特定する

まず、Cドライブ内のシステム更新に関連するフォルダ「$WinReAgent」を確認しました。

コマンドプロンプトでdir c:\ /aの画面
診断画面:タイムスタンプからトラブル発生日を特定します。
*画像はすべて当社のPCです。お客様の画面を撮影することは一切ありません。

調査の結果、1週間前の日付でタイムスタンプが更新されており、その日を境にシステムファイルに異常が発生していることがわかりました。これにより、1週間前のWindows Updateがトラブルの起点であると特定できました。

診断2:更新プログラムのインストール状況を確認

次に、Windows Update自体が失敗しているのか、それともインストールは成功しているのかを確認しました。

コマンドプロンプトでdism /image:c:\ /get-packagesの画面
更新プログラムのインストール状況をチェック中。

コマンドで履歴を確認したところ、更新プログラムのインストール自体は「正常完了」していました。インストール自体は成功しているため、更新プログラムだけを削除する「更新プログラムのアンインストール」機能では、この不整合は直せないと判断しました。

解決策:システムの復元を実行

更新プログラム単体の問題ではなく、システム全体の状態を戻す必要があるため、「システムの復元」を選択しました。

システムの復元の画面
適切な復元ポイントを選択し、システムを巻き戻します。

診断通り、1週間前の復元ポイント(バックアップ)が残っていました。これを実行することで、写真や書類などのデータを消すことなく、Windowsの起動トラブルだけを解決することに成功しました。

【まとめ】今回の特定フロー

  • STEP 1:再起動ループを確認
  • STEP 2:コマンド dir c:\ /a を実行 → $WinReAgentの日付異常を発見(今回の決定打)
  • STEP 3:コマンド dism ... /get-packages を実行 → 更新プログラムのインストール自体は「正常」と確認
  • 判定:更新プログラムの破損ではなく、構成の不整合と断定 → 「システムの復元」を選択

補足:修復作業を試されるときの注意点

BitLocker回復キーの入力を求めてくる場合は、入力しないとメンテナンスができないのですが、スキップされているケースも意外とあります。もしまだ入手できていない場合は、スマホで回復キーを確認する方法 をご確認ください。