Windows11自動修復ループをGemini(AI)活用でスピード解決!プロンプトのテンプレあり

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レベル0(超初心者向け):自動修復ループをGoogle Geminiでスピード解決する方法

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Windows11自動修復ループをGemini(AI)活用でスピード解決しているイメージ画像

自動修復ループとは、パソコンの電源をオンしますと”自動修復を準備しています”がはじまってしまい、Windows11が起動できないという症状です。

今回は、そんな自動修復ループでWindows11が起動しない場合に、Google Gemini(AI)を活用して、パパッと調べてサクッと解決する方法がテーマになります。

ちなみに、AIに頼らないほうが良い風潮もありますが、Windows11のトラブル全般で、Geminiを活用しないのはむしろ間違いです。

と言いますのも、日常的に必要なスキルであれば、時間をかけて、労力を費やしてでも、身につける必要があるかと思います。極端に考えますと、ルーティンを毎回Geminiに聞いていたのでは効率が悪すぎます。

しかし、自動修復ループも含めまして、Windows11のトラブルは滅多に起きないですから、そのようなイレギュラーに学習時間をかけるのはもったいないくらいでして、Geminiを活用するべきです。

そこでGeminiをフル活用する方法をレポートします。Geminiに相談するためのプロンプト(指示文)からGeminiに考えさせるという、ほぼGeminiに丸投げでして、難易度はレベル0です。IT関係に苦手意識がある方でも、10分もかからず、パパっとWindows11自動修復ループを解決する方法を調べることができます!

もちろん、AIの知識を得るよりも、トラブルを解決することのほうが重要ですから、コピーして使えるプロンプトのテンプレでしたり、Geminiを活用してもトラブルが修復できないときの次の解決策も併せてレポートします。

このページのテーマや概要はここまでとしまして、以下の構成で、自動修復ループでWindows11が起動しないエラーをGemini(AI)活用でスピード解決する方法をレポートします。

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Geminiに相談して、自動修復ループを直すための基礎知識

Geminiを徹底活用していることをイメージした画像

ネット検索でパパっと調べられる範囲にはなりますが、Windows起動トラブルでAI活用をテーマにした記事を書いているのは私だけでして、まだまだ浸透していない話かと思います。

Geminiに相談するためのプロンプト(指示文)からGeminiに考えさせるという、ほぼGeminiに丸投げする方法で、はたして、本当に、直りますか?と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

いろいろと注意点などもありまして、まずはGemini活用で、自動修復ループを直すために必要な基礎知識になります。

正確な単語や言い回しが必要です

プロンプトの質が悪くなってしまいますと、Geminiの回答も意図しないものになる可能性があります。

当社へのお問い合わせメールでも、文章を省略されたり、間違った単語を使われている、目立つ症状だけになっている、そんなケースが少なくなかったりしますので、ここはご注意ください。

文章の省略

Geminiへ相談するプロンプトに”自動修復ループ”と省略したメッセージを入力しても通用します。しかしながら、すべてのケースで、そのようなざっくりな単語や言い回しが通用するわけではありません。

たとえば、”システムの復元でも失敗しました”という、省略したメールをいただくことがあります。

  • システムの復元の途中でエラーになり、失敗している場合は、異常終了でして、状況は悪いです。
  • システムの復元は完了するものの、Windowsの起動が失敗している場合は、システムの復元とは違う修復方法で直します。

このように文章を省略することで複数の意味になるケースは、Geminiの回答が意図しないものになる可能性もあります。*自動修復ループは省略しても、1つの意味しかないため通用します。

単語の間違い

”復元したらデータが消えました。”というメールをいただくことがあります。

復元と言いますと、システムの復元を想像しますが、初期化のことを復元と表現される方もいらっしゃって意外と珍しくありません。

  • 初期化をしましたらデータが消えます。
  • システムの復元はプログラムしか変更しないため、データは消えません。

そのような正反対の意味を持つ、正確ではない単語を使いますと、Geminiの回答が意図しないものになる可能性もあります。

五感で感じとれる症状

音や熱といった五感で感じとれる症状は、目立ってしまい、そればかりが気になってしまうのが実情でありお気持ちはよくわかります。

お問い合わせのメールでも、エラーメッセージなどの症状がなく、五感で感じとれる症状ばかりというケースもあります。

偏った質問になりますと、Geminiの回答が意図しないものになる可能性もあります。

対策としまして

プロンプトが雑になりますと、回答が意図しないものになる、ということをご注意ください。

このページでは、正確な単語や意味になるように、プロンプトのテンプレもレポートしますのでぜひご活用ください。

多くのケースでスピード解決できても、すべてではありません

同じ自動修復ループでも、エラー内容や解決の難易度はまちまちです。

時間をかけてあれこれと調べても、AIを駆使しても、難易度が高いケースでしたら直せないこともあるかと思います。

自動修復ループの中でも、一般的に直せるレベルのトラブルを間違いなく修復しまして、さらにスピード解決する方法がこのページのテーマになります。

難易度の高い事例について

以下の記事は、実際の修理事例です。トラブル直前の現象から想像できる原因と、実際の原因に差異がある、トリッキーと言える難易度が特に高いケースです。

ちなみに、アプリにエラーが起きたり、アプリのインストールでエラーになるなど、アプリに問題があることを連想させる症状でしたが、Windowsアップデートの失敗がその原因でした。

Windowsアップデートの失敗で、Windowsにエラーが発生し、その2次被害でアプリにエラーが発生したというものです。

もちろん、症状からWindowsアップデート失敗という答えにたどり着くことは不可能ですから、どんなに時間をかけても、一般的に直せるレベルのトラブルではありません。

スピード解決できなかったときは

AIの知識を得るよりも、トラブルを解決することのほうが重要ですから、Geminiを活用してもトラブルが修復できないときは、”現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした。”黒い画面がループするWindows11起動トラブルの修復方法 をご確認ください。自動修復ループを解決する方法を包括的にレポートしております。

AIの進化に期待!

事例研究の記事は、修理中の修復作業の過程を書いております。そのような作業をAIが回答できるようになることを期待します。

たとえば、当社では最初に”dir c: /a”で状況を確認します。

AIに自動修復ループを質問すると、”dir c: /a”と入力して、写メを送ってください、みたいな回答があり、その他にも、あれこれとAIから指示のあった写メを送ると、原因を分析して、この作業をしてください、と具体的な解決方法を教えてくれるみたいな。

AIがそんな風に進化しましたら、難易度の高い自動修復ループでも簡単に解決できるでしょう!

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なぜChatGPTではなく、Geminiですか?

疑問に感じていることをイメージした画像

ChatGPTも優秀ですが、私は新しい情報にはかなり弱いと思っています。

ちなみに、自分の趣味や仕事などで正解の答えがわかっていることを、あえて各種AIに質問してみてください。

ChatGPTは新しい情報に弱くて、私はビックリしました。Geminiはネット検索に強いGoogle製ですから、新しい情報でも問題を感じませんでした。

Windows起動トラブルは、Windowsアップデートが原因で大量に発生することがありまして、新しい情報に弱いと答えにたどり着くのに時間がかかることもあるでしょう。

もちろん、時間でしたり労力をかけてでも修復される場合は、ChatGPTも選択肢に入りますが、今回は、スピード解決がテーマでして、ChatGPTよりもGeminiのほうが優秀だと私は判断します。

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Gemini活用のための、コピーして使えるプロンプトのテンプレ

Geminiに質問したスクショの画像

Geminiに相談するためのプロンプトを、Geminiに考えてもらいます。

そのプロンプトは、”Windows11自動修復ループが起きています。直し方を教えてほしいのですが、最適なプロンプトを教えてください。”です。

Gemini 3 Pro で2025年11月15日に質問してみまして、以下の回答をもらいました(原文ママ)。*AIは変化しますので、時間が経ちますと回答が変わる可能性もあります。


良いプロンプトは、以下の情報を具体的に含めることです。

  1. 問題の核心: 「Windows 11 自動修復ループ」
  2. 発生のきっかけ: (例: Windowsアップデート後、新しいソフトを入れてから、突然、など)
  3. 現在の状態: (例: セーフモードは起動できるか、エラーコードは表示されるか)
  4. 試したこと: (例: 強制再起動、システムの復元、など)

こうやって見ますと、AIに何を聞いたら良いの?と迷うときは、AIに考えさせたほうが早くて便利ですね。良い内容かと思います。

Geminiに相談するためのプロンプトを、Geminiに考えてもらいましたので、このページのテーマは達成しました。しかしながら、AIの知識を得るよりも、トラブルを解決することのほうが重要ですから、それらの項目ごとにテンプレをレポートします。ご活用いただけたなら幸いです!

細かいところで修正が必要なこともあるかと思います。メッセージや単語は誤字や省略のないようご注意ください。

問題の核心+現在の状態

まずはGeminiに現象を伝えます。自動修復ループで重要なポイントとしましては、1)エラーコードと2)自動修復が完了するかどうかです。

1)「デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります」画面にはエラーコード(Stop code:の行)が表示されておりまして、そのようなエラーコードが表示されている場合は正確にご入力ください(たとえば、Stop code:Critical Process Diedなど)。

デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります。という黒い画面
エラーコードの表示される画面もあります(すべての画面でエラーコードはありません)。

2)自動修復が完了しますと、現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした、といった完了画面に進みます。完了画面まで進む or 進まない(強制終了・自動再起動など)、をご入力ください。

、現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした、という完了画面
現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした以外には、ネットワークに接続できませんでした、自動修復でPCを修復できませんでした、という画面もあります。

以下は、よくある自動修復ループの現象をテンプレにしてみました。

  • Windows11自動修復ループで困っています。Windows11が起動に失敗し、「デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります(Stop code:Critical Process Died)」画面が表示されます。自動的に再起動した後で、「自動修復を準備しています」が表示され、しばらく待ちますと「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」画面になりますが、再起動しても、再び「デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります(Stop code:Critical Process Died)」画面になりループします。
  • Windows11自動修復ループで困っています。パソコンの電源を入れますと、すぐに「自動修復を準備しています」が表示されます。しばらく待ちますと「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」画面になりますが、再起動しても、また「自動修復を準備しています」が表示されループします。
  • Windows11自動修復ループで困っています。「自動修復を準備しています」から進みません。強制終了しても、また「自動修復を準備しています」が表示され、その画面から進みません。
  • Windows11自動修復ループで困っています。自動修復が完了しません。「自動修復を準備しています」から「PCを診断中」に進みますが、「ディスクのエラーを確認しています」が終わりません。強制終了しても、また「自動修復を準備しています」が表示されループします。
  • Windows11自動修復ループで困っています。自動修復が完了せずに途中で再起動します。「自動修復を準備しています」から「PCを診断中」に進みますが、「修復しようとしています」の後で自動的に再起動してしまい、また「自動修復を準備しています」が表示されループします。

ちなみに、「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」は、「ネットワークに接続できませんでした」、「自動修復でPCを修復できませんでした」という、メッセージに変わる場合もあります。カスタマイズしてご活用ください。

また「デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります」が「Your device ran into a problem and needs to restart.」みたいな英語になることもあります。こちらもカスタマイズしてご活用ください。

発生のきっかけ

自動修復ループになる前に行った作業をご入力ください。いつも通りの使い方だった場合は、突然(きっかけなし)になります。

以下は、お客様よりお伺いするよくある話をテンプレにしてみました。

  • 突然(きっかけなし)。
  • パソコン使用中に、アプリのインストール or アンインストール or アップデート、を行った。
  • 電源メニューの”更新してシャットダウン”をクリックして終了した。
  • 停電やその他の理由で、パソコン使用中に電源が落ちた。
  • パソコン使用中にフリーズした、スリープから復帰しない、その他の理由で、強制終了した。
  • パソコン使用中に、再起動を求めるメッセージが表示されたため、再起動した。

試したこと

試したことで重要なポイントとしましては、エラーの有無です。エラーで未完の場合は、試したこと+(途中でエラーになり未完)とご入力ください。

またセーフモードでなら起動できる場合は話が変わりまして明確にしたいところです。

  • 再起動
  • コンセントから外す放電を1日間
  • 迅速なマシンの回復
  • システムの復元(途中でエラーになり未完)や(復元ポイントがなく未完)
  • セーフモード(起動できる)or(起動しない)

自動修復ループのプロンプトのテンプレまとめ

自動修復ループについてのプロンプトのテンプレを項目ごとにレポートしてみました。それを1つのプロンプトにまとめてみたいと思います。

ちなみに、パソコン修理で多いパターンの自動修復ループを例にしたいと思います。*(Stop code:Critical Process Died)の部分は、いま画面に表示されているものに変えてください。


Windows11自動修復ループで困っています。Windows11が起動に失敗し、「デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります(Stop code:Critical Process Died)」画面が表示されます。自動的に再起動した後で、「自動修復を準備しています」が表示され、しばらく待ちますと「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」画面になりますが、再起動しても、再び「デバイスに問題が発生し、再起動する必要があります(Stop code:Critical Process Died)」画面になりループします。

  • 発生のきっかけ:前回使用時は、いつも通りの使い方で、エラーなどの異常も一切ありませんでした。突然であり、きっかけなしです。
  • 試したこと:再起動、迅速なマシンの回復、セーフモード(起動しない)、システムの復元(復元ポイントがなく未完)です。

解決するための具体的な手順を教えてください(^^)


ちなみに、Geminiの回答を評価

実際に上記のテンプレまとめをGeminiに入力してみました。回答は以下の通りになります。

  1. コマンドプロンプト”sfc”
  2. コマンドプロンプト”chkdsk”
  3. 更新プログラムのアンインストール
  4. ドライバー署名の強制を無効にする
  5. 初期化

この回答を補足しますと、試したことをプロンプトに書いてありましたから、まだ試していないことで、さらに効果が見込まれる作業をGeminiは回答してきています。作業する順番もバッチリです。

IT関係に苦手意識がある方やWindowsに精通されていない方が、ネット検索でここまでの答えにたどり着くことは、ほぼ不可能かと思います。

それがGeminiを活用することで、(自力では不可能なレベルでも)、パパッと調べられるのですから、すごいことだと評価します。

もし、作業手順などでわからないことがあれば、”更新プログラムのアンインストールの作業手順を教えてください”みたいな感じで次々とプロンプトをご入力ください。パパっと調べて、サクッと解決できます!

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AI活用でWindowsエラーを修復されるときは(余談)

AI活用の注意点をイメージした画像

Geminiの回答は、”まだ試していないことで、さらに効果が見込まれる作業”でした。

同じプロンプトをChatGPTに入力しますと”まだ試していないこと”をGeminiよりたくさん提案してくれます。ただ間違いもありました。

ChatGPTの回答にありますコマンドの”bcdboot C:\Windows /l ja-jp”を試しますと、直すつもりで悪化します。このコマンドは、修復ではなく、コマンドでのインストールで使いまして、つまり、使いどころが違います。

*記述が間違っているとかではなく、修復で使ったら壊れるというヤバイ間違いです。

ちなみに、ChatGPTの回答に”bcdboot C:\Windows /l ja-jp”が含まれる傾向にあるわけではなく、プロンプトの内容でしたりサーチの違いによって、出現してしまいます。

この記事は、私のほうで事前にGeminiをチェックした上で書いておりますので悪化する心配はないのですが、AIの回答は絶対に正しいわけではなく、間違えることもあります。

AIを秘書として使う場合は、頭脳が人間で手足がAIという役割になりますので問題ないかと思いますが、わからないことを調べるような、AIが先生になるときは、AIの回答を疑う余地がないと言いましょうか、真偽が不明かと思います。

AI活用でWindowsエラーを修復されるときは、AIは間違えることもある、ということに特にご注意ください。

AIが先生になるときの対策については ChatGPTで、現時点では、デバイスを修復することができませんでした。ブラックスクリーンを直せるか?をチェックします。 こちらの動画(当社の公式YouTubeチャンネル)の中でご提案しております。時間があるときにぜひご確認ください。

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