「 黒い画面 」で停止して、パソコンが起動しないときの対処法

メーカーロゴがモニターに表示されるかどうかがポイントです!

パソコンの電源を入れると「まっ黒画面」から先に進まない…というトラブルが昔からあります。そしてこのトラブルを起こしている原因を大別すると「パソコン部品の故障」と「 Windows 起動トラブル」に分かれます。

その原因を切り分けるポイントとしては、パソコンの電源を入れた時に表示される、たとえば VAIO や dynabook などのメーカーロゴがモニターに表示されるかどうかです。もしメーカーロゴが表示されず黒い画面のままで止まっている場合は、パソコンの部品が止まっています。つまり「パソコン部品の故障」で停止しています。またメーカーロゴが表示された後で黒い画面のまま先に進まない場合は、Windows がフリーズしています。「 Windows 起動トラブル」です。

ちなみにその根拠ですが、メーカーロゴが表示された直後はパソコンの部品しか動作していません。そのため、ここで停止するなら部品に異常があります。またメーカーロゴが表示された以降は Windows にバトンタッチしているため、ここからは Windows 起動トラブルが原因になります。

なお「パソコン部品の故障」の場合は部品交換が必要です。分解作業や専用部品を探すなど、ハードルがちょっと高いかもしれません。もし「 Windows 起動トラブル」であれば、回復ドライブやシステム修復ディスクといったトラブル解決ツールを作成して直すことができます。トラブル解決ツールは操作が簡単なため、今すぐにでも試したいですね。*写真などのデータや年賀状といったアプリは起動時に読み込まれませんのでトラブルは起きていません。パソコンが起動するようになればそのまま残っています。

それでは以下の構成で「 黒い画面 」で停止して、パソコンが起動しないときの対処法を注意点も含めてレポートします。

  1. 動画ダイジェスト
  2. まずはパソコン部品の故障をチェック
  3. Windows 起動トラブルの直し方
  4. それでは回復ドライブを作りましょう
  5. 黒い画面で停止する状態からの復旧手順
  6. 万が一、復旧できないときは…

動画ダイジェスト

このトラブルを起こしている原因を大別すると「パソコン部品の故障」と「 Windows 起動トラブル」に分かれます。その調査方法が 30 秒で把握できる動画を作成しました。またこちらの動画は合計で 2 分 45 秒あります。調査方法の他にも、「 Windows 起動トラブル」だった場合の直し方と、このページでは書いていない Windows トラブル共通の対処法を動画にしました。

「 黒い画面 」で停止して、起動しないトラブルの対処法の要点です。*音は出ません。

まずはパソコン部品の故障をチェック

パソコンの電源を入れて、VAIO や dynabook などのメーカーロゴがモニターに表示されるかご確認ください。メーカーロゴがモニターに表示される場合は部品は正常です。 Windows 起動トラブルの直し方 に進んでください。

もしメーカーロゴが表示されず黒い画面のままで止まっている場合は、パソコン部品が故障しています。そして故障している部品を特定するには、ハードディスクのアクセスランプを点検します。

このドラム缶のようなマークがハードディスクのアクセスランプです。

ハードディスクのアクセスランプが点灯や点滅を繰り返していれば、モニター表示ができていないだけでパソコンは正常に動作しています。故障したモニターを正常なものに交換すれば復活します。ちなみに、ノートパソコンであればデスクトップパソコンで使っている外部モニターに接続して確認することもできます。詳しくは パソコンのモニターが映らないときの対処法 こちらの記事はモニタートラブルに絞って対処法を書いています。

このノートパソコンは四角枠の HDMI 端子から TV に出力できますし、丸枠の VGA 端子からデスクトップパソコン用のモニターに出力できます。

なお、家電全般として 7 年から 10 年は使えるはずですが、5 年を超えてくると部品故障が原因の可能性もあります。代表的な症状としては、電源ランプは点灯しているが動作している気配がない( Numlock などのランプもつかない、ファンの音がしない)、電源ボタンを押してもすべてのランプが消灯しているです。詳しくは パソコンの電源が入らない起動トラブルの原因と対処法 こちらの記事は部品故障に絞ってトラブルシューティングを書いています。

Windows 起動トラブルの直し方

パソコンの電源を入れた後にメーカーロゴがモニターに表示される場合は Windows の起動トラブルが原因です。そして黒い画面で停止する Windows 起動トラブルは「回復ドライブ」や「システム修復ディスク」といったトラブル解決ツールを使って直していきます。

回復ドライブは USBメモリで作ります。Windows10 と 8 用です。またシステム修復ディスクは DVD で作成します。Windows7 用です。これらは正常に起動するパソコンで作成できます。

通常、パソコンの起動に3回ほど失敗すると、そのトラブルを解決するために「自動修復(スタートアップ修復)」というトラブル解決ツールが自動的にスタートする仕組みになっています。そして多くのトラブルはこれだけで無事復活します。したがって、トラブルの多くは「回復ドライブ」や「システム修復ディスク」を使う必要がありません。

しかし、この黒い画面で停止するトラブルは、起動に何回失敗しても「自動修復(スタートアップ修復)」がスタートすらせず黒い画面のまま…です。そこで正常なパソコンで「回復ドライブ」や「システム修復ディスク」といったトラブル解決ツールを作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

なお「回復ドライブ」と「システム修復ディスク」は、他のパソコンで作成したものが使えます。ちなみに、回復ドライブは Windows10 (Windows8)用のトラブル解決ツールです。名称が変わりますが、Windows7 用はシステム修復ディスクといいます。

黒い画面で停止するトラブルの処方箋は、回復ドライブやシステム修復ディスクからの「スタートアップ修復(自動修復)」です。ちなみに Microsoft 社さんの情報によると、このスタートアップ修復(自動修復)で起動トラブル全般を検査して直す機能が搭載されています。

万が一、「スタートアップ修復(自動修復)」で直らない場合は「システムの復元」があります。システムの復元は Windows システムのバックアップです。トラブルが起きる前の状態に戻してあげることができます。

それでは回復ドライブを作りましょう

ここでは Windows10 を例にしています。他のバージョンは、Windows8 回復ドライブの作り方Windows7 システム修復ディスクの作り方 でご確認ください。手順を細かくレポートしています。

回復ドライブは USB メモリで作成します。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族のパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

注意点については、回復ドライブに使う USB メモリ内のデータが消去されるということです。保存してあるデータは事前にバックアップしてください。またうっかり違うメディアに作成してしまうことも考えられます。回復ドライブを作る際は、パソコンから USB 機器を外してください。

回復ドライブの作り方

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押します。するとメニューが表示されるので「設定(N)」をクリックします。

「 Windows の設定」画面が表示されたら、検索ボックスに「回復ドライブの作成」と入力します。すぐ下に表示された回復ドライブの作成アイコンをクリックします。

この後で「ユーザーアカウント制御」画面が表示されたら「はい」をクリックします。

黒い画面で停止する状態からの復旧手順

回復ドライブは USB メモリで作成します。そのため、回復ドライブを利用するときは USB メモリからパソコンを起動します。USB メモリからの起動方法はパソコンごとに異なり、購入時のマニュアルなどから調べられます。うまくいかないときはお使いのパソコンメーカーさんに電話で確認すると詳しく教えてくれます。

回復ドライブ(USB メモリ)からの起動方法はマニュアルやネットなどで調べられます。

ちなみに、回復ドライブから起動してこの「詳細オプション」画面まで進みましたら「スタートアップ修復」をクリックします。これで修復作業がスタートします。もし「スタートアップ修復」で直らない場合はこの画面の「システムの復元」も実行してください。

「スタートアップ修復」で直らない場合は「システムの復元」も実行してください。

作業が完了したら無事復活できたかご確認ください。ほとんどの起動トラブルが、この「スタートアップ修復」で直ります。もし直らない場合は「詳細オプション」画面にある「システムの復元」も実行してみてください。「システムの復元」は Windows システムのバックアップであり、トラブルが起きる前の正常な状態に戻すことができます。