BitLocker回復キーを入力してもWindowsが起動せずループするときの対処法 手順を画像付きで解説!

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BitLocker回復キーを入力してもWindowsが起動しないトラブルの修復方法を徹底解説!

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BitLockerのループで起動しないWindowsパソコンを男性エンジニアが直そうとしているイラストです

はじめに、このページの重要ポイントです!

BitLocker回復キーを求められる原因は大きく分けて2つです。セキュリティ上の認証であれば、回復キーを入力さえすれば、いつも通りWindowsが起動するようになります。

もし起動できない場合はWindowsシステムのエラーが疑われますが、コマンド(chkdskとsfc)やセーフモードを使うことで修復が可能です。

「難しそう」と思われるかもしれませんが、ITに苦手意識があっても20分で完了できるよう、画像付きでレポートしました。もちろん、保存してある写真やデータが消えることはありませんのでご安心ください!

・・ 目次 ・・

  1. BitLocker回復キーの点検&コマンドプロンプト(chkdsk + sfc)&セーフモードの手順を画像付きで徹底解説!
  2. 解決できないときのAI診断テンプレ
  3. BitLocker回復キーを入力してもWindowsが起動しないトラブルFAQ
  4. 万が一、お困りの時は…

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BitLocker回復キーの点検&コマンドプロンプト(chkdsk + sfc)&セーフモードの手順を画像付きで徹底解説!

BitLocker回復キーの入力画面

BitLockerをはじめて見たという方はまだまだ多く、パソコン修理の現場では実際に「BitLocker回復キーを入力せずにスキップしていた」などのケアレスミスが理由でループしているケースもあります。

私の感想としましては、BitLockerを知ってさえいれば、パソコン修理に出されなくても、自力で解決できていたというケースは多いです。

念のため、30秒でできる点検を行いまして、それでもループする場合は、Windowsのエラーが原因です。

続けて、コマンドプロンプトのchkdsksfcセーフモードを実行してください。詳しい作業手順を図解入りでレポートします。作業時間は20分です。

BitLocker回復キーの入力画面には何回もアクセスされているでしょうから、BitLocker回復キーの入力画面を起点に話をスタートさせたいと思います。

*文章のボリュームが大きくなってしまう補足(注意点は除く)などを、FAQにまとめて書いてリンクする、というスタイルで、スッキリ感のある解説を目指しています。”Q-”からはじまるリンクがFAQになります。


Step1:BitLocker回復キー入力の30秒チェック

BitLocker回復キー入力画面の画像です
次の画面に進むためには、「このドライブをスキップする」 or 「続行」ボタン のどちらかです。

毎回48桁の数字を入力しまして、「続行」ボタンから進んでいますでしょうか?

NGなのは、画面上にあります「このドライブをスキップする」をクリックして次に進んでいるケースです。

たとえば、回復キーを入力すると「この回復キーでロックを解除できませんでした」エラーが表示され、「このドライブをスキップする」をクリックしていましたと、お客様よりお伺いすることが、パソコン修理の現場では実際にあります。

ちなみに、次の画面に進むためには、「続行」ボタン or 「このドライブをスキップする」のどちらかしか方法はありません。

そのため、どのような理由でも「このドライブをスキップする」を使うしかないのでしたら、回復キーが間違っています。まずは正しい回復キーを入手してください。Q1-BitLocker回復キーの見つける方法を教えて!

「このドライブをスキップする」を使ってはおらず、「続行」ボタンから次の画面に進んでいる場合は、Windowsのエラーです。次のStep2へお進みください。

注意点です!

セキュアブートポリシーが予期せずに変更されたため、回復キーを入力する必要がありますメッセージのあるBitLocker回復キーの入力画面
赤線箇所「セキュアブートポリシーが予期せずに変更されたため、回復キーを入力する必要があります」のメッセージがある画面は要注意です!

この「セキュアブートポリシーが予期せずに変更されたため」メッセージが表示されている場合は、セキュリティ上の認証が理由で、BitLocker回復キーの入力を求めています。

1回だけ入力して認証されれば、毎回表示されることはなく、次の機会(数年に1回くらい認証が必要になることも)まで表示されることはありません。

このメッセージがループしてしまう場合は、Windowsではなく部品側(セキュアブート)のエラーになりますのでパソコン修理(や買い替え)が解決策になります。Q4-セキュアブートとは何ですか?

Step2:キーボードのEnterを押してください。

現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした。画面の画像

「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」の画面で、キーボードのEnterを押してください。

注意点です!

ネットワークに接続できませんでした画像
「ネットワークに接続できませんでした」メッセージの場合はご確認ください。

「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」メッセージではなく、「ネットワークに接続できませんでした」メッセージの場合は、クラウド修復ができておりません。

クラウド修復は、Windowsアップデートから解決策をダウンロードしてきて、Windowsのエラーを直すという、とても優秀な機能になります。

ネットワークに接続できない場合は、Windowsアップデートから解決策をダウンロードできません。クラウド修復ができない状態です。

いつものWi-FiやLANケーブルを使って、ネットに接続してください。

ちなみに、次のステップの「その他の回復オプション」画面に「迅速なマシンの回復」ボタンがあります。こちらをクリックしてください。

ワンクリックだけでクラウド修復がはじまりまして、このStep2の画面に戻ってきます。「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」メッセージに変わりましたら、クラウド修復が完了しています。

Step3:トラブルシューティングをクリックしてください。

その他の回復オプション画面

その他の回復オプション画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step4:トラブルシューティングをクリックしてください。

「トラブルシューティング」ボタンをしている画像

オプションの選択画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step5:詳細オプションをクリックしてください。

詳細オプションをクリックしている画像

トラブルシューティング画面で、詳細オプションをクリックしてください。

Step6:コマンドプロンプトをクリックしてください。

コマンドプロンプトをクリックしている画像

詳細オプション画面で、コマンドプロンプトをクリックしてください。

Step7:Windowsが入っているドライブ(場所)を探します。

コマンドプロンプトでdir c:と入力している画像
「dir c:」を実行して、Program Files、Users、Windows、3つのフォルダがあれば「c:」が正解です!

Windowsのインストールされているドライブレターをお調べください。

コマンドプロンプトの画面では、普段の「Cドライブ」が「D」や「E」に変わっていることがあります。正しい場所を見つけるために、以下の手順で確認します。

  1. 画面に「 dir(スペース)c: 」と入力し、キーボードのEnterキーを押します。
  2. コマンドプロンプトの画面では、スペースも含めてすべて半角でご入力ください。
  3. 表示されたリストの中に、以下の3つのフォルダがあるか探してください。
    • Program Files
    • Users
    • Windows
  4. もし3つともあれば、そこが正解です!ドライブレターは「 c: 」とメモしてください。
  5. もし無ければ、次は「 dir(スペース)d: 」 、その次は「 dir(スペース)e: 」と順番に入力して、上記3つのフォルダがある場所を探し当ててください。*見つかるまで、ABC順でお探しください。

ドライブレターをメモしましたら、続けてStep8のchkdskコマンドを実行してください。

Step8:「 chkdsk c: /f 」を実行してください。

コマンドプロンプトでchkdsk c: /fと入力している画像
chkdskは「 ¥ 」を入れるとエラーになります。

続けて、「 chkdsk(スペース)c:(スペース)/f 」を実行してください。

ドライブレターの「 c:¥ 」は、お調べいただいたものをご入力ください。「 /f 」のほうは、固定でして必ず「 /f 」です。

  • ドライブレターが「 c:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)c:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 d:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)d:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 e:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)e:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。

ちなみに、chkdskコマンドをお試しいただく根拠については、Q6-「 chkdsk c: /f 」で直りますか? をご確認ください。

「X:\windows\system32>」の行が表示されたら、chkdskコマンドの作業完了です。続けてStep9のsfcコマンドを実行してください。

X:\windows\system32>の画像

Step9:「 sfc /scannow 」を実行してください。

コマンドプロンプトでsfc /scannowと入力している画像
Windows11は「 sfc /scannow 」で正常に実行され完了します。

続けて、「 sfc(スペース)/scannow 」を実行してください。

もし「 Windows リソース保護は要求を実行できませんでした 」というエラーメッセージになる場合のみ、Step:7でお調べいただいたドライブレターを付け加えてください。

  • ドライブレターが「 c:¥ 」でしたら、「 sfc(スペース)/scannow(スペース)/offbootdir=c:¥(スペース)/offwindir=c:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 d:¥ 」でしたら、「 sfc(スペース)/scannow(スペース)/offbootdir=d:¥(スペース)/offwindir=d:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 e:¥ 」でしたら、「 sfc(スペース)/scannow(スペース)/offbootdir=e:¥(スペース)/offwindir=e:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。

ちなみに、sfcコマンドをお試しいただく根拠については、Q7-「 sfc /scannow 」で直りますか? をご確認ください。

「X:\windows\system32>」の行が表示されたら、sfcコマンドの作業完了です。右上の「バツ」ボタンでコマンドプロンプト画面を閉じてください。このままセーフモードで起動してください。

Step10:トラブルシューティングをクリックしてください。

「トラブルシューティング」ボタンをしている画像

オプションの選択画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

コマンドプロンプトの画面を閉じますと、この「オプションの選択」画面に戻ってきます。

「続行」ボタンを押した通常起動ではなく、念のため、セーフモードでの起動をお試しください。

ちなみに、セーフモードをお試しいただく根拠については、Q8-セーフモードを試したほうが良いですか? をご確認ください。

Step11:詳細オプションをクリックしてください。

詳細オプションをクリックしている画像

トラブルシューティング画面で、詳細オプションをクリックしてください。

Step12:スタートアップ設定をクリックしてください。

スタートアップ設定をクリックしている画像

詳細オプション画面で、スタートアップ設定をクリックしてください。

Step13:再起動をクリックしてください。

再起動をクリックしている画面

スタートアップ設定画面で、再起動をクリックしてください。

再起動後に、BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されます。必ずBitLocker回復キーをご入力ください。

Step14:キーボードの数字の4又はF4ボタンを押してください。

スタートアップ設定画面でセーフモードを選択する画像

スタートアップ設定画面が表示されましたら、キーボードの数字の4又はF4ボタンを押してください。セーフモードがスタートします。

セーフモードでデスクトップ画面が表示されたら、一度シャットダウンし、再度通常通り電源を入れてみてください。テクニックいらずで、これだけで修復されることがあります。

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解決できないときのAI診断テンプレ

geminiを活用してWindows11ロック画面トラブルを直しているイラスト

コマンド(chkdskとsfc) + セーフモードを実行しても、BitLocker回復キーのループが続く場合ですが、重症でパソコン修理(又は買い替え)が必要なケースだった、と切り分けできます。

ちなみに、手動ではなく、自動的に処理されておりますので実感はないですが、クラウド修復も完了しております。

そしてこれ以上の作業は悪化させてしまう可能性もあり、「自力で直せない場合はパソコン修理に依頼しよう」とお考えの場合は、このタイミングでご依頼されることをご検討ください( このページ下部でご案内しております )。

ただ、長年お使いのパソコンでしたら、「自力で直せない場合は買い替えよう」とお考えの方もいらっしゃると思います。データも含めまして、もし悪化させてしまうことのリスクがないようでしたら、Google Gemini を使ったAI診断による修復をお試しください。

ちなみに、Geminiの回答を実際に見てみますと、IT関係に苦手意識のある方やWindowsに精通されていない方が、ネット検索という学習と呼べる作業&短時間で、ここまでの答えにたどり着くことは不可能かと思います。質問するだけで、ポンとその答えにたどり着けるのですから、AIを使わないのは損です。

注意点としましては、プロンプト(質問文)が雑になりますと、意図しない回答になることもあります。とにかくプロンプトが肝です。

まだまだAI活用をはじめたばかりということでしたら、Windows11自動修復ループをGemini(AI)活用でスピード解決!プロンプトのテンプレあり をご確認ください。プロンプトを深堀してレポートしております。

ちなみに、このページにあったテンプレを考えてみました。「発生のきっかけ」は実際の状況に変更してください。

Geminiへのプロンプト(質問文)の決定版

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

# 役割

あなたはWindowsトラブル解決のプロフェッショナルです。

# 相談内容

BitLocker回復キーの入力を求める画面がループして、Windows11が起動できません。正しい回復キーを入力しても、再起動後にまた同じ画面に戻ってしまいます。なんとかWindowsを復旧させたいです。

# すでに試したこと

記事を参考に以下の作業を行いましたが、改善しませんでした。

  1. スタートアップ修復(クラウド修復)
  2. コマンドプロンプトで「chkdsk c: /f」を実行(エラーなし)
  3. コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行(正常に完了)
  4. セーフモードでの起動(起動できず)

# PCの情報

発生のきっかけ:前回の使用時は異常なし。突然発生。

PCのメーカー:[ ※DELL、HP、Lenovoなどわかればここに追記してください ]

# お願い

初心者にもわかるように、次に試すべき具体的な手順をステップ形式で教えてください。

補足

突然、「スタートアップ修復(クラウド修復)」という単語が出てきましたが、クラウド修復は2025年に登場した新しい機能でして、まだまだAIには浸透していません。プロンプトで使う単語としては、まだまだグレーです。

スタートアップ修復はWindows7からの機能でして、AIはきちんと把握しております。そのため、自動的にはじまる修復のクラウド修復とあえてスタートアップ修復を書いています。

AIからの回答を使いこなすコツ

このプロンプトには、「すでに試したこと(chkdskやsfc)」が含まれています。これにより、AIは「それなら次はこれを試して」と、より高度な(または別の視点の)解決策を優先して提案してくれるようになります。

もし回答が難しすぎたら…

遠慮なく「もっと初心者向けに、専門用語を使わずに説明してください」と追加で質問してください。AIは疲れません。何度でも納得いくまで聞き返せるのが、AI診断の最大のメリットです。

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BitLocker回復キーを入力してもWindowsが起動しないトラブルFAQ

ノートパソコンにFAQと表示されているイラスト

Q1-BitLocker回復キーの見つける方法を教えて!

BitLockerをご自身でオンにした記憶がないという場合は、MicrosoftアカウントからBitLocker回復キーを入手してください。

回復キーが登録されているMicrosoftアカウントはクラウドのサービスです。そのため、ブラウザからアクセスできます。PC限定ではなく、スマホやタブレットのブラウザからでもアクセスできます。

ちなみに、Windows11は購入後の初回起動時にメールアドレスとパスワードの登録をしないと次の画面に進まない、という強制になっているのですが、この登録でBitLockerが自動でオンになり、MicrosoftアカウントへBitLocker回復キーが保存される仕組みになっております。

Microsoftアカウントは、初回起動時に登録したメールアドレスとパスワードでサインインしてください。

もしご自身でオンにされた場合は、紙やUSBなどにもBitLocker回復キーを保存できます。保存された場所から入手してください。

BitLocker回復キーの入手方法の詳細は、BitLocker回復キーを確認する方法スマホ版 でご確認ください。図解入りで手順をレポートしております。

BitLocker回復キーの探し方がわかったものの、なかなかBitLocker回復キーが見つからないという場合は、BitLocker回復キーが見つからないときに確認したいポイントと事例 でご確認ください。

Q2-BitLockerはエラー画面ですか?

いいえ、BitLockerはWindows標準の暗号化機能です。

BitLockerは10年以上の歴史がありますが、広く普及したのは最近でして、まだまだ認知度が低いかと思います。

回復キーを求められたら毎回入力する必要があることなども含めまして、知らないために起きているトラブルもまだまだあります。

*知ってさえいれば、修理に出されなくても、自力で簡単に解決できたというケースは多いかと思います。

Q3-なぜBitLocker回復キーの入力を求められるのでしょうか?

セキュリティ上の認証を目的としているケースがほとんどで、BitLocker回復キーを入力することで、第三者に悪用されていないことを確認しています。

ちなみに、Windows UpdateでBIOSプログラムが更新されたり、パソコン使用中の突然の電源断後に、第三者からの攻撃ではないことを確認するために、認証が目的でBitLocker回復キーの入力を求めてきたりします。

あくまでも認証が目的ですから、1回だけBitLocker回復キーを入力しますと、無事にWindowsが起動します。

ところが、正しいBitLocker回復キーを入力しても、Windowsが起動できずに、BitLocker回復キー入力画面がループしますという、YouTubeのコメントも一定数あります。

このようなBitLocker回復キーを入力しても、Windowsが起動しないケースは、Windowsのエラーが原因でして、メンテナンスが必要になります。*この記事のテーマになります。

Q4-セキュアブートとは何ですか?

Windowsに改ざんなどのセキュリティリスクがないことをパソコンの部品側でもチェックしています。それがセキュアブートという機能でして、マザーボードというメインの基盤に搭載されています。

ちなみに、回復キーの入力画面に「セキュアブートポリシーが予期せずに変更されたため、回復キーを入力する必要があります」のメッセージがある場合ですが、セキュアブートに変更や異変がありますと、第三者からの攻撃ではないことを確認するために、回復キーの入力を求めています。

もし正しい回復キーを入力しても「セキュアブートポリシーが予期せずに変更されたため……」がループする場合は、セキュアブート側のトラブルでして、マザーボードというメインの基盤のトラブルになります。

このような認証ループはWindowsのエラーではなく、部品のエラーになります。

Q5-BitLockerをオフにしても良いですか?

はい、自分の考えでBitLockerの暗号化をオフにしても問題なければ、オフにしても大丈夫です。

ちなみに、Windows11の設定から簡単にオフにできます。セキュリティと言いましても、個人の裁量の範疇にあるものは、簡単にオン・オフできます。

表現を変えますと、オフにしたら問題のある機能は、簡単にオン・オフできないようになっています。

繰り返しになりますが、簡単にオン・オフできる機能は、個人の判断で大丈夫です。

Q6-「 chkdsk c: /f 」で直りますか?

chkdskはファイルシステムという情報を直すコマンドでして、ファイルシステムのエラーが原因の場合は、このコマンドでしか直すことができません。

もちろん、ファイルシステムのエラーが原因ではない場合は、chkdskコマンドで直すことはできませんが……試すことによるリスクはないですから試さないのは損です。

ちなみに、chkdskコマンドはファイルシステムのエラーだけを修正します。ファイルシステムにエラーがないとチェックだけで修正しません。そのため、chkdskコマンドを試すことで悪化するなどのリスクはありません。

Q7-「 sfc /scannow 」で直りますか?

sfcはシステムファイルチェッカーという、プログラム関係のエラーを修復するコマンドでして、sfcだけでしか解決できないWindows起動トラブルもあります。

ちなみに、エラーだけを修正するコマンドですから悪化することはありません。

Q8-セーフモードを試したほうが良いですか?

はい、セーフモードで起動するだけで解決できてしまうような、テクニックいらずで簡単に直せるケースも実際にあります。

ちなみに、悪化する恐れのある作業でしたら、よくよく検討する必要がありますが、セーフモードはWindowsの最小構成で起動しますので、悪化させる心配はありません。

Q9-パソコン修理に出すならどのタイミングが良いですか?

コマンドプロンプトのchkdskとsfcを実行した後で、セーフモードでも起動できないときは、パソコン修理をご検討ください。

Q10-Windows11起動トラブルを予防することはできますか?

完璧に予防することはできないのですが、エラーを起こす要因なら減らすことができまして、トラブルに遭遇しない確率を高めることができます。

具体的には、Windows高速スタートアップとスリープをコントロールすることです。両方ともWindowsのエラーを蓄積してしまう可能性があります。

再起動することでリセットできますから、1週間に1度くらいはシャットダウンではなく「再起動」を選ぶことがポイントです。