Windows 起動時のクルクルが終わりません…

ポイントはハードディスクのランプが点灯・点滅しているかどうかです!

パソコンの電源ボタンを押すと、NEC などのメーカーロゴが表示され、同時に Windows 起動時のクルクルが回り始めます。通常、メーカーロゴとクルクルが消えるタイミングも同時ですが、この症状はメーカーロゴだけが消えてクルクルが終わりません。

もしクルクルが 5 分以上も続くなら異常かな…と疑ってしまいますが、実はこれ Windows の起動トラブルではないかもしれません。たとえば、 Windows Update の更新時は起動時間が長くなり、30分くらい待つこともあります。トラブルではないため、そのまま放置していれば、Windows のサインイン画面に移ります。

ただし、ハードディスクのアクセスランプが点灯・点滅していない場合はフリーズしておりトラブってます。この場合の解決方法は「回復ドライブ」からの「スタートアップ修復」と「システムの復元」です。回復ドライブとは Windows の起動トラブルを直すトラブル解決ツールです。

それでは Windows のクルクルが終わらず起動しないトラブルの対処法を操作方法や注意点も含めてレポートします。

  1. Windows 起動時のクルクルの時間が長い理由
  2. クルクルが終わらないときの解決方法
  3. 回復ドライブの作り方と注意点
  4. Windows のクルクル画面で起動しないトラブルの復旧手順
  5. 万が一、Windows が起動しないときは…

Windows 起動時のクルクルの時間が長い理由

パソコンの電源を入れると、この画像のようにメーカーロゴと Windows 起動時のクルクルが同時に表示されます。そして Windows のクルクルを数えてみますと、多くて 6 回転といったところでしょうか。時間にしたら 15 秒もかかりません。それがもし長くなる場合は、どのような理由があるのでしょうか。

1. 再起動したとき
Windows10 は標準で高速スタートアップが有効になっており、シャットダウンからの起動時間が早くなるように設定されています。しかし、シャットダウンではなく、再起動した場合は高速スタートアップが無効なため、起動に時間がかかります。ただし、トラブルかな?と思うほど、大きな時間差はありません。

2. Windows Update
Windows の更新作業は、「シャットダウン時」と「シャットダウン後の起動時」の 2 回に分かれることがあります。そして起動時の更新作業で、トラブルかな?と思えるくらい時間がかかることもあります。たとえば、30分くらい Windows 起動時のクルクルが回転し続けて「更新プログラムを構成しています」画面に移るなど。

3. 突発的な現象
Windows8(7)から Windows10 にアップグレードしたパソコン限定の話になりますが、ネット利用中にたまにフリーズするようになったなど突発的に調子が悪くなる不安定なケースもあります。突然ブルースクリーンが表示される、起動時間がかかるという症状もあります。

4. Windows 起動トラブル
Windows の設定などに不具合が起きて、フリーズしているなど。Windows 起動トラブルの場合は、起動に時間がかかっているわけではなく、いつまで待ってもサインイン画面になりません。

クルクルが終わらないときの解決方法

上記「 Windows 起動時のクルクルの時間が長い理由」で上げた 1 から 3 までは、Windows の起動トラブルではありません。時間がかかっているだけで待っていればサインイン画面に移ります。そして起動トラブルとの見極めはハードディスクのアクセスランプが点灯・点滅しているかどうかです。

このドラム缶のようなマークがハードディスクのアクセスランプです。

ハードディスクのアクセスランプが点灯状態の場合は動作しています。時間がかかっているだけで待っていればサインイン画面に移りますので、解決方法は放置になります。注意点としましては、時間のかかっている理由が Windows Update などのシステム更新中かもしれません。アクセスランプが点灯中なら、半日でも1日でも待つというのが鉄則です。

ちなみに、Windows の起動時間が長いため強制終了したら、エラーで起動しなくなってしまったというのはよくある話です。こちらは当社の 修理実績ブログ なのですが、起動時間が長いため強制終了したという案件は、Windows Update で起動時間がかかっていたというのがほとんどです。Windows Update に気付かず強制終了してしまうと、システムトラブルを起こしてしまう可能性があり、気長に待つことがかなり重要になります。

もし万が一、ハードディスクのアクセスランプが消灯していたり、たまに点滅するくらいの場合は動作していません。しばらく放置しても点灯状態にならない場合は、トラブルが起きて停止(フリーズ)していると判断できます。Windows 起動トラブルが原因になり、解決方法は「回復ドライブ」からの「スタートアップ修復」と「システムの復元」です。

なお、最近のノートパソコンはハードディスクのアクセスランプが付いていないモデルも多くなってきました。トラブルかどうかの判断材料がないため、その場合は時間で判断するしかないでしょう。

たとえば、Windows サインイン画面が表示されないという状態が 1 時間くらいでしたら許容の範囲と言えます。Windows Update で 30 分くらい待つこともあります。ただし、省電力 CPU のパソコンで更新プログラムを大量にインストールなど条件がそろえば 3 時間くらいかかるかもしれません。その倍の 6 時間までとなると想像できませんし、Windows アップデートの更新作業でここまで時間のかかったケースを見聞きしたことがありません。ここまで待っても起動しないときは起動トラブルが起きていると判断して間違いないでしょう。

回復ドライブの作り方と注意点

ここでは Windows10 を例にしています。他のバージョンは、Windows8 回復ドライブの作り方 でご確認ください。手順を細かくレポートしています。

回復ドライブは USB メモリで作成します。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族のパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

注意点については、回復ドライブに使う USB メモリ内のデータが消去されるということです。保存してあるデータは事前にバックアップしておく必要があります。またうっかり違うメディアに作成してしまうことも考えられます。回復ドライブを作る際は、キーボードとマウスと回復ドライブ用の USB メモリの 3 点のみパソコンへ接続すると間違いがありません。

回復ドライブの作り方

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押します。するとメニューが表示されるので「設定(N)」をクリックします。

「 Windows の設定」画面が表示されたら、検索ボックスに「回復ドライブの作成」と入力します。すぐ下に表示された回復ドライブの作成アイコンをクリックします。

この後で「ユーザーアカウント制御」画面が表示されたら「はい」をクリックします。

「回復ドライブの作成」画面が表示されたら、USB メモリをパソコンへ挿して「次へ(N)」をクリックします。なお、「システムファイルを回復ドライブにバックアップする」のチェックマークは外します。それと USB メモリは初期化されるため、データを保存している場合は他所に移してください。また不要な USB メモリは外してください。

「システムファイルを回復ドライブにバックアップする」のチェックマークは外します。

この画面が表示されたら、「次へ(N)」をクリックします。

複数表示される場合は、不要なドライブを外してください。

この画面が表示されたら、「作成」をクリックします。

この画面が表示されたら、「完了(F)」をクリックし、トラブルの起きているパソコンで修復を試します。

Windows のクルクル画面で起動しないトラブルの復旧手順

Windows のクルクル画面で起動しないトラブルの処方箋は、「回復ドライブ」の「スタートアップ修復」と「システムの復元」です。

回復ドライブは USB メモリで作成します。そのため、回復ドライブを利用するときは USB メモリからパソコンを起動します。USB メモリからの起動方法はパソコンごとに異なり、購入時のマニュアルなどから調べられます。うまくいかないときはお使いのパソコンメーカーさんに電話で確認すると詳しく教えてくれます。ここでは Windows10 を例にしています。他のバージョンは、Windows8 回復ドライブの使い方 でご確認ください。

回復ドライブ(USB メモリ)からの起動方法はマニュアルやネットなどで調べられます。

回復ドライブからの修復方法

Windows 起動トラブルの起きているパソコンに回復ドライブを接続し、回復ドライブからパソコンをスタートさせます。

回復ドライブから起動すると「キーボード レイアウトの選択」画面が表示されます。まずは「 Microsoft IME 」をクリックします。ちなみに日本語の入力が必要なケースでは「その他のキーボード レイアウトを表示」をクリックし、「日本語」をクリックします。今回は不要ですので「 Microsoft IME 」をクリックします。

「オプションの選択」画面が表示されたら「トラブルシューティング」をクリックします。

「トラブルシューティング」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。

「詳細オプション」画面が表示されたら「スタートアップ修復」をクリックします。これで修復作業がスタートします。

「スタートアップ修復」で直らない場合は「システムの復元」も実行します。

作業が完了したら無事復活できたかご確認ください。ほとんどの起動トラブルが、この「スタートアップ修復」で直ります。もし直らない場合は「詳細オプション」画面にある「システムの復元」も実行してみてください。「システムの復元」は Windows システムのバックアップであり、トラブルが起きる前の正常な状態に戻すことができます。

その他の「詳細オプション」についてです。「コマンド プロンプト」はプログラムのようなコマンドを使って Windows を直します。起動トラブルを直すコマンドが数多く準備されているのですが、ITに精通していないと難しく上級者向けです。また「イメージでシステムを回復」はイメージという方法でバックアップしている場合に、こちらからバックアップ時の状態に戻せます。それと「スタートアップ設定」は、セーフモードなどの起動オプションを選択できます。セーフモードでの起動を試すのも良いでしょう。