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自動修復「 PC が正常に起動しませんでした」で Windows10 が起動しない時の 5 つの修復方法

「 PC が正常に起動しませんでした」で自動修復が失敗します……

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自動修復「 PC が正常に起動しませんでした」というタイトルに、[再起動]を押して PC を再起動すると、問題を解決できる場合があります。また、[詳細オプション]を押して、その他の方法で PC の修復を試すこともできます。という自動修復の完了画面が表示されるものの、再起動すると「自動修復を準備しています」が再び始まってしまいます。今回はそのような自動修復が失敗して Windows が起動しないトラブルの原因と解決方法がテーマです。

ちなみに「スタートアップ修復で PC を修復できませんでした」というタイトルに、[詳細オプション]を押してその他のオプションで PC の修復を試すか、[シャットダウン]を押して PC の電源を切ってください。という完了画面の場合もあります。メッセージが多少違いますが、解決方法はどちらも同じです。

ただし、同じ自動修復のトラブルでも「今回のような完了画面までは進まない」、以下の症状は原因が違いまして解決方法も変わります。症状が違う場合はリンク先ページで解決方法をご確認いただければと思います。

注意点としましては、自動修復が 3 時間経っても完了しない場合は異常です。ちなみに、自動修復が完了するなら部品故障は考えられないのですが、あんまりにも時間がかかる場合はハードディスク故障の可能性もあります。データを壊してしまう恐れもありましてデータが重要という場合はご注意ください。3 時間を超えたら強制終了されたほうが良いと思います。

それでは、自動修復「 PC が正常に起動しませんでした」で Windows10 が起動しない時の原因と修復方法をレポートします。

*この記事は「パソコンが苦手な方でも安心してできるメンテナンス」を目指しています。秋葉原で対面のパソコン修理をしておりまして、お客様よりお伺いする話から、これは試していただきたいこと、これはやらないほうがよいことなどをまとめた超入門編のトラブルシューティングを書きました。

  1. 自動修復が失敗する原因
  2. 「 PC が正常に起動しませんでした」 5 つの修復方法(動画)
  3. 増設部品の取り外し
  4. UEFI ファームウェアの設定
  5. 回復ドライブからの「スタートアップ修復」
  6. 回復ドライブから「更新プログラムのアンインストール」
  7. 回復ドライブからの「システムの復元」
  8. 万が一、お困りときは…
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作者の齋藤実の顔写真

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IT トラブルの現場をよく知る専門性を買われて、All About、Biz コンパス、ウイルスバスターチャンネルといった専門色の強い大手 WEB メディアでも活躍中。雑誌やラジオへ出演したこともあり。

こんにちは、パソコンが苦手な人でも安全で簡単にできるトラブルシューティングを書きました。この記事がトラブル解決に役立ったならとても幸いです! ぜひご活用いただければと思います。

10周年の節目になりましてホームページを新デザインに移行中です。古いデザインのページもありまして大変申し訳ありません。東京、秋葉原のパソコン修理 オレンジセキュアサービス株式会社です。Ver.5.1.1

自動修復が失敗する原因

自動修復の完了画面

自動修復とは「 Windows が起動に失敗すると、自分でそのトラブルを直す」そんな自己修復機能です。ちなみに、Microsoft 社さんの情報によると、レジストリの破損、システムおよびドライバ ファイルの不足または破損、ファイル システム メタデータの破損、問題のある、または互換性のないドライバのインストール、その他、重要な部分をチェックして修復してくれます。ほとんどの Windows 起動トラブルはこれで直るでしょう。もし自動修復が失敗するならその要因は 3 つです。

  • パソコン部品の誤作動
  • 自動修復自体のエラー
  • 自動修復の作業範囲外のエラー

パソコン部品の誤作動

もしパソコン本体(部品)が誤作動し、1 + 1 が 3 みたいな間違いをパソコン本体がしていればソフトウェアは正常に動作できないため、Windows が起動に失敗したり、自動修復などのメンテナンスも失敗します。

たとえば、自分で増設(改造)している場合は、増設部品の相性問題で誤作動トラブルが起きることもあります。特にメモリーという部品はたまにケンカするみたいな一時的にトラブルを起こすこともあります。また、UEFIファームウェアの設定にある Secure Boot は起動時のセキュリティチェックですが、誤検出が理由でエラーを起こしていることもあります。

自動修復自体のエラー

Windows が起動に失敗すると、自分でそのトラブルを直すために自動修復をスタートします。すでに何かしらのトラブルが起きていまして、その影響で自動修復も一緒にトラブルが起きてエラーになっていることがあります。

ちなみに、回復ドライブという Windows のメンテナンスツールがあります。正常に起動するパソコンで作成して、トラブルが起きているパソコンをメンテナンスすることができます。回復ドライブにエラーはなく正常ですので、きちんとメンテナンスできます。

自動修復の作業範囲外のエラー

自動修復には守備範囲と言いましょうか、メンテナンスの作業範囲があるため、トラブルを起こしている原因が作業範囲外でしたら直すことはできません。ちなみに、自動修復では壊れたプログラムを直したり、消失したプログラムを復活させることは作業の範囲外です。また Windows アップデートやインストールが途中の状態で不具合を起こしている場合も範囲外です。

自動修復で直らない Windows 起動トラブルの救世主といえばシステムの復元です。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事 「スタートアップ修復が失敗する」の起動修復 Win7 では、システムの復元を実行し、システムが正常だった状態に戻すことでパソコンが起動すようになりました。* Windows7は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は自動修復と同じです。

ただし、システムの復元はデメリットもある機能のため直すつもりで悪化することもあります。システムの復元は、メンテナンスの最終手段で行うという順番も大切です。システムの復元で誤解のないよう システムの復元を実行する前に知ってほしい 10 のこと こちらもご確認いただければと思います。

「 PC が正常に起動しませんでした」で起動しない時の 5 つの修復方法(動画)

実際に作業されるときは動画を見ながらのほうがわかりやすいかと思いましてここでレポートしている手順を動画で作りました。もちろん、このトラブルの概要などもすべてレポートしております。こちらの動画は合計で 16 分 59 秒あります。 各手順を YouTube 動画でご確認される場合は以下のリンクからどうぞ!

この作業では回復ドライブを使います。回復ドライブの作り方回復ドライブからの起動方法 でご確認ください。

5 つの修復方法の重要な補足

漠然と 5 つの対処法の手順を見ても重要性が見えずに誤解してしまう可能性もあります。誤解があれば直せたトラブルが直らないなんてことも考えられます。そこでこの動画では具体的な手順ではなく、作業の重要性みたいな補足の動画になります!

「 PC が正常に起動しませんでした」で起動しない時の 5 つの修復方法

もし自動修復ではメンテナンスしていないような作業範囲外のエラーですとその Windows 起動トラブルを直すことができません。そのため、システムの復元など他のメンテナンスを行って Windows の起動トラブルを直していきます。ただパソコン部品が誤作動していますと、他のメンテナンスも失敗します。パソコン部品に誤作動がないよう増設部品の取り外しからスタートしていただければと思います。

Windows10 ベースで書いております。Windows8 では使えない機能もありますが、使えるメニューの作業方法は同じです。この作業には、回復ドライブが必要になります。すべてを作業する場合は最大で24時間(通常は2時間くらい)かかります。

作業内容は YouTube 動画と同じです。YouTube 動画は詳細になりまして、こちらはナナメ読みと言いましょうか、パパっとご確認いただけるように 5 つの対処法の手順をまとめてみました。

増設部品の取り外し

増設メモリを取り外す写真
増設メモリがある場合は取り外してください。

パソコン購入後に増設しているメモリやハードディスクがある場合は取り外してください。

よくあるのはメモリの増設です。購入時から接続されていた既存メモリと自分で取り付けた増設メモリがある場合は、増設メモリを取り外して既存メモリだけにしてください。相性問題で不安定になり、エラー誤検出など一時的トラブルの原因になることもあります。

また増設ハードディスクの故障の影響で、Windows が起動できないというトラブルもあります。今回のケースでは増設ハードディスクの可能性は低いのですが、念のため、自分で取り付けた増設ハードディスクがある場合は取り外してください。

UEFI ファームウェアの設定

UEFIファームウェアの設定を変えている画像

UEFI ファームウェアの設定から、Secure Boot の設定を Disabled にしてください。再起動しても改善しない場合は、次に Load Defult や Factory Reset を行って設定をリセットしてください。

UEFIファームウェアの設定とは、Windows の設定ではなく、パソコン本体の設定になります。Secure Boot は起動時のセキュリティチェックでして、誤検出が理由でエラーを起こしていることもあり、この設定だけで無事起動したという事例もあります。

再起動しても改善しない場合は、次に Load Defult や Factory Reset を行って UEFI ファームウェアの設定をリセットしてください。特にデスクトップパソコンは増設といった改造ができるため、UEFI ファームウェアの設定のオプション項目が多いです。昔からこの設定が変わってしまうというトラブルがあり、設定のリセットは昔からの定石です。

起動に 3 回失敗したときに始まる「自動修復を準備しています」画面の続きから詳細オプション画面にこの「UEFI ファームウェアの設定」があります。

もし UEFI ファームウェアの設定画面に移ってからの操作方法がわからないときは、パソコンメーカーさんに Secure Boot を無効にする方法や、設定をリセットする方法を電話でご確認ください。

この対処法の詳細ページは、パソコンが起動しないときのUEFIファームウェアの設定方法です! からご確認ください。

回復ドライブからの「スタートアップ修復」

回復ドライブから「スタートアップ修復」を試している画像

回復ドライブから起動して「スタートアップ修復」でメンテナンスしてください。

「スタートアップ修復」は、自動修復と同じ機能ではありますが違いもあります。起動に失敗したときに始まる「自動修復を準備しています」はそもそもトラブルが起きているパソコンのメンテナンス機能のため当てにならないこともあります。しかし、正常なパソコンで作成した回復ドライブならその信頼性に間違いがありません。

ちなみに、回復ドライブは USB メモリで作成した Windows のメンテナンスツールです。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族の正常なパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンに接続して使います。

この対処法の詳細ページは、Windows が起動しないときの回復ドライブの作り方です!回復ドライブからスタートアップ修復を実行する手順です! からご確認ください。

回復ドライブから「更新プログラムのアンインストール」

回復ドライブから「更新プログラムのアンインストール」を試している画像

回復ドライブの「更新プログラムのアンインストール」から Windows アップデート前の状態に戻してください。

Windows の起動トラブルで一番多いのが Windows アップデートがらみです。そんな Windows アップデートのトラブル解決策として、更新プログラムのアンインストール機能が Windows10 から搭載されました。

更新プログラムのアンインストールには「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」、「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」の 2 つのメニューがあります。品質更新は毎月配信される Windows Update です。機能更新はメジャーアップデートと呼ばれる Windows10 のバージョンアップです。

直近に行ったアップデートがどちらなのか不明な場合は、まずは「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」をお試しください。もし再起動して改善していない場合は、次に「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」をお試しください。

この作業で改善した場合は、次回の Windows アップデートで再びトラブルが起きる可能性も残ります。あくまでも Windows アップデート前に戻しただけです。もし解決したら、写真などのデータのバックアップを行ったり、 WEB サービスのパスワードやアプリのライセンスを控えたりして様子見してください。再発するようであればその時は初期化するしかないでしょう。

この対処法の詳細ページは、回復ドライブから「更新プログラムのアンインストール」 からご確認ください。

回復ドライブからの「システムの復元」

回復ドライブからの「システムの復元」を試している画像

回復ドライブの「システムの復元」から Windows 起動トラブル前の状態に戻せるかお試しください。

「システムの復元」は Windows システムのバックアップであり、Windows にエラーが起きる前の正常な状態に戻すことができます。 若い日付の復元ポイントからお試しください。

この対処法の詳細ページは、回復ドライブからシステムの復元を実行する手順です! からご確認ください。